ドイツビールの歴史

ドイツと言えば、サッカーとビールですね。今回からドイツビールについて連載していきます。


「German beer song」

ビール純粋令
ドイツでは1516年に(バイエルンにて)発行されたビール純粋令が1906年に全土に施行され、現在でも効力を持っています。
これは当時、粗悪なビールの流通や食用である小麦がビールの原料に転用される事による飢餓を防ぐために施行され、原料として麦芽以外にはホップと水しか使わないよう命じたものです。
約500年前より、純粋なビールを求めてきたドイツ。ドイツのビールが美味しい理由が垣間見えます。


※ドイツでは毎年ミュンヘンにてオクトーバーフェストという毎年650万人の来場者が訪れる世界一のビール祭りが開催されます。600万杯以上のビールが飲まれ、30万以上のソーセージが消費されます。

19世紀には、細菌学者パスツールにより生物の自然発生説が否定され、生物は生物から発生することを実験によって証明されます。 この理論の延長から、葡萄酒の再発酵を防止するために、低温殺菌法が発明され、この方法がビールにも応用され、長時間変質しないで貯蔵することが可能となりました。


2011年のオクトーバーフェストの様子

この方法を踏まえ、1842年にピルゼン市民醸造所で出来上がったビールは予想に反して、明るい黄金色、白くきめ細かい泡が立つすっきりとした喉ごしのビールになっていました。 これがピルゼンビール(ピルスナー)の誕生です。 この飲み口と色はビールを飲む容器にもこだわりをもたらし、人々は透明なグラスでピルゼンビールのような淡色のビールを楽しむようになりました。
さらに1873年に、ドイツ人のリンデによるアンモニア冷凍機の発明により、ラガービールがその地位を確固たるものに。 冷蔵技術の進歩によって、冷やして味わうビールの文化も根付いていきました。

2012/01/18