ドイツジャガイモ紹介

こんにちは。
今回はドイツの食文化、とりわけジャガイモについて見ていきたいと思います。

ドイツは、フランスやイタリアなど南欧の暖かく食材に恵まれた国々の料理とは異なり、風土的に食材が不足しがちでありました。

新大陸発見後、南米からもたらされたジャガイモは、長い不作の時期、ドイツの民衆の飢えを満たす上で多大な貢献をしました。当時の食糧不足からくる口減らしの悲劇は、グリム童話の子捨てや姥捨て話の中にその痕跡を残しています。以来、ドイツの料理では、ジャガイモを使った料理が必須のメニューに数えられています。女の子はジャガイモでフルコースの料理が出来るようになれないとお嫁にいけない、という言葉があるほどにジャガイモは大きな役割をもっています。しかしながら、食が豊かになった現代のドイツ人が毎日ジャガイモばかり食べているということはなく、ジャガイモが主食になることもありませんが、ドイツ料理にはジャガイモが多用されるのは事実です。

ドイツでジャガイモが普及したのはプロイセンからです。プロイセンの支配地であるブランデンブルク地方は南ドイツなどとは違い寒冷で痩せた土地が多くしばしば食糧難に悩まされていました。そのため荒地でも育つジャガイモは食糧難克服の切り札とみなされ、フリードリヒ2世が栽培を奨励しました。しかし、他のヨーロッパ諸国同様不恰好な外見から人々から嫌われたため、フリードリヒ2世は自ら範を垂れ、毎日ジャガイモを食べたといいます。

また、ドイツでは通常茹でたジャガイモは潰して食べる習慣があるため(ジャーマンポテト)、第二次世界大戦中、フランスに潜伏したドイツのスパイが任務遂行後、レストランでジャガイモを潰して食したためスパイであることが露見したなどのジョークも存在しています。

ドイツの市場の風景です。





次回のドイツコラムもお楽しみに!

2012/03/06