2023年度ドイツサッカーアンバサダーに、マーガレット・クラッツ氏が選出された。豪州シドニーにあるゲーテ・インスティテュートにて行われた授賞式では、ドイツのバーボック外務大臣から直接授与されるはずだったが、移動トラブルにより、急遽変更されシュヴァルツ総領事が現地で代役を務めている。なお現在ハンガリー代表監督を務める同氏へのスピーチは、現在サウジアラビアで女子サッカーの発展に尽力しているこの分野の先駆者で、すでに自身もサッカーアンバサダーを受賞したモニカ・スターブ氏が行った。
2023年度ドイツサッカーアンバサダー賞は激戦となり、ジェニファー・マロザンとメラニー・ロイポルツが最後まで戦いを繰り広げたが、5,000人を優に超えるファン投票の結果、昨年のイルカイ・ギュンドアン(マンC→バルサ)に続いたのは、チェルシーFCのメラニー・ロイポルツ(31.13%)を僅差で下した、オリンピック・リヨンのジェニフェル・マロサンだった。その他に候補として挙がっていたのはサラ・デーブリッツ(オリンピック・リヨン)、アン=カトリン・ベルガー(チェルシーFC)、HJKヘルシンキのレオニー・パンクラッツ。
カイ・ハヴァーツに続く受賞
オンライン投票では、女子パリSGのスター選手であるサラ・デブリッツ、2014年ワールドカップ優勝者でチャンピオンズリーグ5回優勝のトニ・クロース(レアル・マドリー)を抑え、現在イギリス・プレミアリーグ王者、マンチェスター・シティに所属する31歳のミッドフィルダーが最多得票を集めた。
ウリ・シュティーリケ氏に続く受賞
2022年度ドイツサッカー・アンバサダー賞は、ヨッヘン・フィッゲ(メインアワード)氏が受賞した。国際的に活躍するサッカー指導者は、審査員による選出で、最終選考に残っていたカロリン・ブラウン氏、フランコ・フォーダ氏を抑えての受賞。ただいずれの最終候補者はそれぞれ異なる形で業績を残しており、さすがの審査員にも大仕事となった。
ローランド・ビショフ(ドイツサッカーアンバサダー創設者)