2023/03/09

奥川雅也所属のビーレフェルト、今季3人目コシナト監督招聘を発表

©︎Getty Images

 木曜朝にブンデス2部アルミニア・ビーレフェルトは、今シーズンだけで3度目となる新指揮官の招聘を発表した。クリストフ・ヴォルトマン取締役は、「経営陣と相談役会はクラブ内にて新監督に求める明確なプロファイルを作成しており、そしてウーヴェ・コシナト氏は全てのアルミニアの関係者の支持を得た」と説明。ブンデスリーガ降格組として臨みながらも、現在はブンデス2部でも残留争いを展開中の状態から脱却を果たすことが望まれる。

 10年以上に渡り競技部門を率いていたサミル・アラビ取締役の退任に続き、火曜日にはダニエル・シェルニング監督の解任が発表。開幕前に就任していたウリ・フォルテ氏も含めると今季だけで3度の監督交代劇を演じており、事態打開の希望を「話し合いでとても説得力があり、非常に情熱的でチームやチーム全体と共にここで全力を尽くす姿勢をみせた」51歳に託す決断を下した。

 2006年にコブレンツでアシスタントとして指導者のキャリアをスタートさせた同氏は、2011年夏から2018年10月までフォルトゥナ・ケルンの監督を務めて3部昇格を達成。2018年10月からザントハウゼンで指揮をとってブンデス2部残留を2度果たした経験からも、同じ結果がここビーレフェルトが求められているところ。ただ直近で務めていたブンデス3部ザールブリュッケンでは、成績不振により昨年10月に解任されている。

 コシナト新監督は「首脳陣が信頼をおいてくれたことに感謝したい。ビーレフェルトはこの街や地域にとって大きな意味をもつ、素晴らしいカリスマ性を持ったクラブであり、もちろん私たちの前には数多くの課題が待ち受けているところだが、だからこそそこで信念と自信をもって取り組んでいき、成功へと繋げられるようにファンの皆さんの力も借りながら、戦っていくことが重要になる」と意気込みをみせた。

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