2019/11/08

対人戦勝率最低同士の下位決戦を前に、シュミット監督にかかる重圧。


 ブンデスリーガにおける今シーズン初となる監督交代劇は、ブンデスリーガ10節終了時点で起こった。それは王者バイエルン・ミュンヘンが、ニコ・コヴァチ監督との別れを決断したことによるものだが、しかしながら同じこの節でシャルケに敗戦を喫している、アウグスブルクにとっても「さらにプレッシャーが増すことになった。」と、マルティン・シュミット監督は語っている。「責任というものは負わなくてはならないものであり、我々としてチーム一丸となり、そしてパダーボルン戦へと立ち向かって行かなくてはならない」
 アウグスブルクはここまでのリーグ戦10試合の中で、フランクフルト戦で収めたわずか1勝のみに留まっているところであり、それは最下位に沈むパダーボルンと並ぶ最少の勝利数だ。そしてもう1つ両者に共通しているネガティブな数字としては、これまでの対人戦勝率最低を記録しているパダーボルンに対し(45.8%)、アウグスブルクはそれに僅差で続く46.3%をマークしているということ。加えてアウグスブルクが今回臨むアウェイ戦では、今シーズンはここまで2分3敗、未勝利という状況が続いているところだ。
 しかしながらそれでもアウグスブルクは、バイエルンと2−2、ヴォルフスブルクと0−0、そして前節のシャルケを相手にしても「チームとしての力」をみせて2−3と惜敗を喫しており、むしろ「回復の流れにある」と指揮官はみている。そのためこれから迎えるパダーボルン、ヘルタ、ケルンといったチームを相手に「我々とのライバルとなるチームが相手であることはわかっている。プレッシャーはあるが、昨季よりも大きいということもない」と述べ、これからの巻き返しを期した。
 

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