2020/11/05

計算できるFWは1人だけ?それでもシーバーは構想外


 今シーズンのFCアウグスブルクにおける『FW』というカテゴリーへ目を向けた時、そこに記されている選手の名前はフロリアン・ニーダーレヒナー、アルフレッド・フィンボガソン、そしてミヒャエル・グレゴリッチュの3人のみだ。そのうちフィンボガソンについては、これまで幾度となく筋肉系の負傷を繰り返してきた経緯があり、さらに昨季にチーム最多得点で牽引したフロリアン・ニーダーレヒナーの負傷離脱が発表された。
 それでもシュテファン・ロイター競技部門代表は、「我々には十分なオプションが揃っている」と自信を覗かせる。だがそれは今夏に構想外となるも新天地を見出せず、今はセカンドチームへと送致しているユリアン・シーバーを指しての発言ではない。「ニーダーレヒナーの離脱は確かに残念なことだ。しかし(ウィンガーの)アンドレ・ハーンはこの役割で以前にグラードバッハでもプレーしている。それにグレゴリッチュはオーストリア代表でこの役割を担った」
 あるいは、フィンランドで”この役割を担った”経験をもつ、フレデリク・イェンセンの名前もまた挙げており、「つまりは我々には十分なオプションが手元にあるということだよ」とロイター氏。逆に言えばつまりは、シーバーのトップチームへの扉はまだ閉ざされたままだということだ。
 

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