2023/01/27

アウグスブルク、主力のグルエソ移籍も、代役獲得を見送る理由

©️IMAGO/Sportfoto Rudel

 カルロス・グルエソが3年半過ごしたFCアウグスブルクを後にし、再び米国へと戦いの舞台を移すことが明らかとなった。27歳のエクアドル人MFは今冬の移籍市場において、MLSのサンノゼ・アースクエイクスへと移籍。キッカーが得た情報によると移籍金額は300万ユーロとなる見込みだが、ただしまだ正式に契約が締結されているわけではない。

 今冬のワールドカップでGL敗退を喫した同選手は、それから自らの希望でアウグスブルクへと戻って、クラブ首脳陣に改めて移籍希望を伝達。今季前半戦でボランチの一角としてプレーを続けていたグルエソだったのだが、ただクラブ側はその希望を受け入れることを判断。おそらく2度の中足骨骨折を経て復活を目指すニクラス・ドルシュに対する期待値もあってのことだろう。またもともと右SB要員として獲得した若手アルネ・エンゲルスは、その視野の広さと落ち着きでボランチとしても説得力のあるプレーをみせているところ。

 そのためアウグスブルクとしてはグルエソ退団にあたって、あえて中盤の補強に動くようなことはしない。確かにカールスルーエからティム・ブライトハウプトの獲得を目指してはいるものの、ただこちらは獲得交渉が難航しておりそんななかでうまく代替案を見出せたということだ。

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