2023/06/01

マインツ:フィン・ダーメンがアウグスブルク移籍、バルフゾルフも移籍の流れ

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 ブンデス最終節において1つのドラマとなったシーン、それは優勝に王手をかけたボルシア・ドルトムントが手にしたPKのチャンスを、フィン・ダーメンがセービング。最終的に2−2と痛み分けという結果に終わり、ボルシア・ドルトムントは11年ぶりとなるブンデスリーガ優勝を目前で失う結果となってしまった。一方でそんな活躍をみせた自前のユース出身のGKについて、スウェンソン監督は「彼の退団は本当に残念だよ。この試合は我々にとって忘れられないものとなるだろう」とコメント。その言葉通りに本日木曜日には、以前より指摘されていたFCアウグスブルクへの移籍が正式に発表されている。

 シュテファン・ロイター競技部門取締役は「我々は以前からフィン・ダーメンの成長を興味深く見守ってきており、彼を獲得できそうなチャンスが訪れたことで我々は飛びついたということだよ」とコメント。「フィン・ダーメンは我々のビジョンにマッチした、若く向上心をもった選手であり、その判断力と貪欲さ、また経験も持ち合わせ、またその能力は我々も納得するところだ。だからこれからも共に歩む決断を下してくれたことにとても嬉しく思っている」と喜びを述べた。

 実際にアウグスブルクでは2021年U21欧州選手権にて優勝も果たしている元ドイツユース代表に対して関心を抱いており、ただマインツ側の移籍金の要求額が高すぎたことから頓挫。ただ今回はフィン・ダーメンとの契約が満了を迎えるため移籍金の支払い義務は発生せず、ラファ・ギキーヴィツとの契約更新を見送ってGKの世代交代をはかる。

 「マインツでの長く楽しい時間を経て、これからはさらなるステップに踏み出そうと思う」と意気込みをみせた25歳は、「アウグスブルク首脳陣との話し合いや、彼らが示してくれた将来に向けた展望は説得力のあるもので、だからこの移籍に強い確信を持って臨むことができるし、新天地での新しい挑戦を楽しみにしているところだよ」と意気込みをみせた。契約は2026年までの3年契約で、さらに1年間の延長オプションも付随している。

バルフゾルフ売却候補、ボブジエンはレンタル終了か

 一方でマインツではFW陣についてシュミットSDは、「これまでにないほど埋まっている」状況であり、そのため「選手が移籍を考え連絡が入ってくることは間違いないだろう」とコメント。その候補の1人がデラノ・バルフゾルフ(24)であり、また今冬より3部エルフェアスベルクに半年間レンタル移籍するも、思うようなインパクトを残せなかったベン・ボブジエン(20)についても、レンタルは終了となり今後の対応を求められることになりそうだ。

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