2023/10/09
最近19試合でわずか2勝、アウグスブルクはマーセン監督の再検討へ

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開幕から7試合で勝ち点はわずかに5。15位に沈むFCアウグスブルクでは特に、最近19試合に限って見ればわずかに2勝のみと、昨季後半戦から続く負の連鎖に歯止めをかけることができていない。無失点に抑えられるような試合はほぼなく、個人によるあまりあるミスで失点を重ね、選手それぞれの成長もみてとれない。「要するにもっと良い結果を出せたはずだった、だが本来の期待に応えられていないということだ。このチームにはもっと成功できるポテンシャルはある」と、先日に就任したばかりのマリンコ・ユレンディッチSDはコメント。
これから代表戦期間へと突入するが、しかしながらエンリコ・マーセン監督の進退がこの時点で問われるということは、おそらくないだろう。それは同SDが就任時に「即決ではなく、物事の本質を見極めたいタイプ」と述べていることや、問題が監督単体ではなく「我々の全員にあるもの」と語っていることなど、むしろ残り年内にかけてじっくりと検討していくことになるはかもしれない。
確かにマーセン監督にも同情すべきところはある。チームは3度の大幅な改革を敢行しており、それが行われたのは今年の夏のことだ。そしてこれまでのアウェイ戦3試合の相手はバイエルン、ライプツィヒ、フライブルクであり、ここでの勝ち点0は予想の範疇である。ただドイツ杯初戦でのウンターハッヒング戦での敗戦は屈辱であり、前述の通り最近19試合に限って見ればわずかに2勝のみと、昨季後半戦から続く負の連鎖に歯止めをかけることができていないのも、また事実だ。そのため話し合いの結論次第では、マーセン監督の立場が即座に危うくなる可能性もあるだろう。