2023/10/10
奥川雅也所属アウグスブルク、マーセン監督の解任を発表

©︎IMAGO/Krieger
月曜夜にFCアウグスブルクは、エンリコ・マーセン監督の解任を発表した。ひとまずはセカンドチームのトビアス・シュトローブル氏が暫定的に指揮をとることになった。「マーセン監督と腹を割って話し合った結果、監督交代の必要性があるとの結論に達しており、確かに多大なる努力と集中的な取り組みで尽力してくれたのだが、しかしながらこの傾向を打破するという、目標達成には至らなかったんだ」と、ユレンディッチSDは説明している。「彼らの奮起する姿をピッチで目にしたかったのだが」
マーセン監督はこの決定に「失望した」ことを明かし、「我々ならきっと=力を合わせれば逆転を達成できたと確信していたから」とコメント。 それでも「ブンデスリーガで働ける機会を与えてくれたFCアウグスブルクと責任者に感謝している」とも強調している。ただ先日の昇格組ダルムシュタット98戦でのホームえの敗北が、最後の後押しとなってしまったのだろう。ユレンディッチSDは「あまりに低調なパフォーマンス」と「右肩下がりの傾向」は「チーム全体の責任」としていたが、7試合で勝ち点5はあまりにも物足りないものだったようだ。
SVドロヒターゼン/アッセル、SVレーディングハウゼン、ボルシア・ドルトムントのセカンドチームを経てマルクス・ヴァインツィール監督の後任として2022/23シーズンにブンデスリーガのFCアウグスブルクに移籍した39歳は、そこでブンデスリーガ残留を果たして2年目での飛躍を期したいたものの、逆に解任。先日のロイター競技部門取締役の退任も含め、むしろ今シーズンは一時代の終焉を印象づける流れとなっている。
ブライテンライター監督?後任は不明。チーフスカウトはヘルタ移籍
なお後任候補としてはユレンディッチ氏がFCチューリヒで共に成功をおさめた、アンドレ・ブライテンライター監督の名前も浮上しているものの、「我々に必要なのは最速の解決ではなく最善の解決だ」と時間をかけて判断していく考えを強調。シュトローブル体制で代表戦明けを迎えることも辞さないようだ。さらに国籍や移籍金の有無にも拘らず「重要なのは名前ではなく内容だ」と語った。一方でアウグスブルクのチーフスカウト、ティモン・パウルス氏がブンデス2部ヘルタ・ベルリンの強化担当へと就任。ベンヤミン・ヴェーバーSDのサポートメンバーになることが発表されている。