2023/10/18
奥川雅也所属のアウグスブルク、イエス・トルップ監督を招聘

©︎IMAGO/Gonzales Photo
エンリコ・マーセン監督の解任から6日後、FCアウグスブルクはイエス・トルップ監督の招聘を発表した。契約期間は2025年まで。2018年にミッティラン、2022年にはコペンハーゲンでデンマーク王者に導いた53歳は、2013年にはエスビャウでカップ戦も制し同国最優秀監督賞を受賞した経験ももつ。「彼は長年にわたり最高レベルでの監督業を続けてきたエキスパートであり、豊富な経験も併せ持つこのような人材をアウグスブルクに迎え入れられたことを嬉しく思う」と、ユレンディッチSDはコメント。「彼はこれまでの赴任先で選手を育成しつつ、チームを成功へと導けるということを証明してきたのだ」と言葉を続けた。
同SDやシュトロール取締役、モーザー氏やヤンカー氏らも関与し進められた監督人事が、このようなサプライズとなった背景には、クラブが求めた選手像として経験値の高さこそが現状で最も求められる資質と判断したためだったようで、前述のクラブ以外にもKAAヘントでも指揮をとった同氏は、例えばヨナス・ウィンドや、ピエル=エミル・ホイビェリ、ユスフ・ポウルセンらを育てた実績をもつ。代表レベルでもU21王種選手権にてデンマークを準決勝まで導き、加えて自信とカリスマ性の高さから今回の決断へと至ったようだ。
「クラブ関係者たちとの非常に建設的、かつ目的意識をもった話し合いができ、その中でこのクラブへの移籍が正しいステップだとすぐに感じた。多くの可能性をもつ選手のいる大きな可能性をもったクラブであり、ここにいられることは私の喜びだ」と喜びを見せている。これからブンデスリーガ残留という使命に臨むトルップ監督は、現役時代にはドイツのユルディンゲンにてプレーした経験をもち、2部39試合で3得点をマークしていた。