フランクフルト：コロ・ムアニ残留、エンクンク獲得、ボレはブレーメン移籍

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　２０２２年にＦＣナントからフリートランスファーで加入し１５得点１６アシストをマーク、フランス代表としてカタール・ワールドカップ出場も果たす飛躍を遂げた、ランダル・コロ・ムアニはこの夏パリ・サンジェルマン移籍を「また都内チャンス」として熱望。結局ストライキまで敢行したもののこのままドイツに滞在することになる。キッカーが得た情報ではパリ側の提示額は９０００万ユーロまで上昇したものの、代役となるはずだったウーゴ・エキティケが高額すぎると首脳陣が判断。そのため今回は見送られたようだ。

　その一方でフランクフルトはこの夏ライプツィヒに移籍したレンツの穴埋めとして、フランスＵ２１代表ニールス・エンクンクの獲得を発表。２２歳のレフティは仏２部サンテティエンヌからの加入となり、新天地とは２０２８年までの契約を締結している。ハードゥングＳＤは「昨季後半戦で特に注目していた、獲得できてとても満足だよ。そのダイナミズム、打開力、推進力といった部分が印象的な若者。このポジションで我々のプレーをより豊かなものにしてくれるだろう」と評価。マルセイユを経て２年前にベルギー１部スタンダールにレンタル移籍。翌年は英国２部カーディフでタフさも身につけ今冬からサンテティエンヌに加入していた同選手は、その後のリーグ戦２０試合で６得点８アシストをマークする活躍をみせていた。

　なおこの日はセカンドチーム要員としてブンデス２部フュルトから１８歳のＣＭＦシドニー・レビガーを獲得したことも発表。

　さらにヴェルダー・ブレーメンにラファエル・ボレも加入。ドルトムントへのフュルクルーク移籍に対応したもので、１年間の期限付き。２０２１年にリーベルプレートから加入して以来、フランクフルトで通算９２試合に出場して１５得点。特にＥＬ優勝での決勝ＰＫなど忘れられない記憶も残した。同選手は新天地への意気込みとして「ブレーメンと対戦した経験から、彼らのその情熱に感銘を受けている。子供の頃からブレーメンのことは知っているし、いかに素晴らしい選手がいたかも知っている。ここ数年は難しい時期を過ごしているかもしれないけど、良い方向に向かっていると思うよ」と語った。逆にオリヴァー・バークが英国２部、バーミンガムに１年間の期限付きで加入している。