2022/09/30

欧州5大リーグで、負傷者数が2割増加。今冬W杯開催の影響も危惧

©️IMAGO/Treese

 プロサッカー選手への負担を危惧する声は、ワールドカップにおける隔年開催など昨今議論の対象となっているテーマではあるのだが、そんな中で英国の保険ブローカー、ハウデンの調査によると昨シーズンの負傷者総数は、前シーズンに比べて欧州5大リーグでは20%も増加していたという。

 ただ選手の身体的な危惧も当然のことながら、財務上の部分も気になるところであり、ハウデンによればドイツ、イングランド、スペイン、イタリア、フランスの1部リーグのクラブが負傷によって負担する費用は、6億1000万ユーロに上った。(選手1日あたりの支出額に損失日数を乗じて算出したもの)

 そのうち最も高額だったのがプレミアリーグで、負傷者1231人(前年度938人)で2億1900万ユーロ。ブンデスリーガは1205人(前年度902人)で8277万ユーロを支払っており、しかもそのうちの44%はバイエルンとドルトムントの2クラブによって支払われている。

 特に今シーズンは史上初めてワールドカップが冬季に開催されることから、それに伴うトップ選手の常時起用を考えた場合に負傷者がさらに増加することが懸念されているところ。ブンデス年内最終戦からW杯開幕まではわずか7日。多くの代表選手は過密日程の中で、回復に努める余裕も、また本格的に準備をしていくための時間さえないのだ。

 とりわけユルゲン・クロップ監督は以前よりこのことへの警鐘を鳴らしてきた人物の1人であり、「様々な利害関係者が多すぎる。誰も選手のことなんて考えていない」と強調。「本来は絶好調のプレーヤーがピッチにいるときこそ本当に美しいものがみられるというのに」と、kickerに対して語っていた。

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