2023/01/27

FIFA移籍レポート:プレミアが財力で移籍市場を席巻

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 コロナ禍に見舞われた2020年、そして2021年を経て、2022年では再び移籍市場は異様なほどの活発な動きを見せている。FIFAの発表によればこの年の移籍金の総額は65億ドルであり、最高額となった2019年の73億5000万ドルには及ばないとはいえ、2021年と比較すれば33.5%もの上昇となった。

 さらに目を引くのはトップ10人の移籍金額だけで全体の12.5%を占めており、とりわけ財力で抜きん出たプレミアリーグが席巻。マンチェスター・シティによるエルリング・ハーランド、リヴァプールFCによるダーウィン、そしてマンチェスター・ユナイテッドによるアントニーなど、1億ユーロ規模の移籍が昨夏だけで記録されているのだ。

 無論リーグ別に見てもプレミアリーグの総額は22億ドルと圧倒的であり、それに次ぐのがイタリアで6億7330万ドル、ついでスペインで5億9230万ドル、フランスの5億4530万ドル、そしてドイツの5億3760万ドルと横並びに。ちなみに売却金額ではフランスが7億4030万ドルで1位、それに次ぐのはドイツの6億3930万ドルと黒字経営であり、プレミアリーグの独自路線が如実に現れる結果となっている。

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