2023/02/20

ニュルンベルク、ヘッキングSDが2年半ぶりに監督復帰

©︎IMAGO/Zink

 マルクス・ヴァインツィール監督を更迭したブンデス2部1.FCニュルンベルクは、ディーター・ヘッキングSDが監督へと復職することを明らかにした。これまで同氏は繰り返し、監督への復帰を望んでいないことを明かしていたものの、しかしながら今期すでに2度目となる監督解任劇へと至った危機的状況に思いを変え、ひとまず今期終了までは指揮をとることを決断。なおアシスタントはセカンドチームのクリスチャン・フィール氏が就任することとなった。

 2009年12月から2012年12月にかけて、1.FCニュルンベルクにて指揮をとった経験ももつ同氏は、2012年夏にセレッソ大阪から清武弘嗣を獲得。その後はVfLヴォルフスブルクの監督へと就任しCL出場、さらにはデ・ブライネらを擁してドイツ杯優勝も達成しており、2020年夏からは再びニュルンベルクへ、ただしSDとして復帰。2022年秋には自身の契約延長と、ヴァインツィール監督の招聘も発表されたばかりだったが・・・。

 「ライフプランに全くなかったことだ。ただそれでも私はチームの軌道修正をはかれると信じている。その自信はある」とコメント。ヴァインツィール監督解任の理由については順位の浮上が見込めなかったと説明し、「私の考えるチームへの評価が正しいと証明できるか、それは私自身の手に委ねられている。それができなければ致命的なことになるし、その時は私が責任をとらなくてはならない」と決意を表明。また本来の力を発揮しきれていないチームにも「ここにきて2度目の監督解任ということで考えなくてはならない事態に直面している。チームとしてもある程度の責任はある」との考えを示している。

 これまでヘッキング氏はニュルンベルクの他フェール、リューベック、アーヘン、ハノーファー、ヴォルフスブルク、グラードバッハ、ハンブルクなどを歴任。ブンデス通算418試合、ブンデス2部170試合で指揮をとり、監督業への復帰は2年半ぶりのこと。ちなみにその船出となる初戦は非常にプレッシャーのかかる戦いであり、同じく先日に監督を解任した最下位サントハウゼンと土曜午後にホーム戦。現在ニュルンベルクは13位ながら、負ければ勝ち点22で並ばれることになる。

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