2023/03/30
フランクフルト、UEFAから部分的無観客処分と罰金命令。ドイツサッカー連盟からも罰金

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UEFAはアイントラハト・フランクフルトに対して、欧州の舞台で行われる次のホームマッチを、部分的無観客で開催することを命じた。これは水曜日に発表されたもので、その理由となったのが2月21日に開催されたチャンピオンズリーグ16強1stレグでのこと。ホーム開催となったその試合でファンたちが火器類を使用しており、これらの暴動を深く懸念したナポリ市がセカンドレグでフランクフルト市民へのチケット販売を禁止するという事態にまで発展した。そしてUEFAはすでに昨年6月にファンの不祥事によって2年間の執行猶予を言い渡されていたフランクフルトに対して部分的無観客処分、それに加えて5万ユーロの罰金、さらに通路を塞いだことでさらに2万ユーロの罰金を請求する判断を下している。
ドイツサッカー連盟からフランクフルトと ヴォルフスブルクに罰金
ドイツサッカー連盟スポーツ裁判所は、ファンによる「スポーツマンシップに反する行為」により、アイントラハト・フランクフルトに合計2万6000ユーロ、VfLヴォルフスブルクには2万7000ユーロの罰金を請求した。いずれもそのうち3分の1は安全面のインフラ改善に投資することが可能。前者はシャルケ戦とフライブルク戦、そしてブレーメン戦にて投棄や24基の発火装置の使用、後者はドイツ杯ウニオン戦での試合で15基のベンガル式発炎筒と4基のロケット弾や照明弾の利用によるもの。
マインツのも1万5000ユーロの罰金
また1.FSVマインツ05に対してもドイツサッカー連盟スポーツ裁判所は、2月1日に開催されたバイエルン・ミュンヘンとのドイツ杯開始時において、少なくとも15基のベンガル式発炎筒が炊かれたことを考慮し1万5000ユーロの罰金を請求。そのうち3分の1はセキュリティ面などのインフラ改善に投資可能で、すでにマインツ側は受け入れの意思を示したことから処分は確定済みとなっている。
ブレーメンとケルンにも罰金
ブレーメンも1月21日に行われたケルン戦にて、ファンがベンガル式発炎筒お20基、ロケット花火20基、さらに5つの火器類を使用したとして6万1000ユーロの罰金を請求。そのうち3分の1はセキュリティ面などのインフラ改善に投資可能。逆にケルンは11月6日に行われたフライブルク戦にて「トイレ施設を破壊した」として1万ユーロの罰金を命じた。こちらもそのうち3分の1はセキュリティ面などのインフラ改善に投資可能。