2023/04/06

ブンデス1部2部:コロナ禍後初の売上げ増も、ヴァツケ氏「それ以前には程遠い」

©︎IMAGO/Jan Huebner

 ドイツサッカーリーグ機構は木曜日に本年度の財務報告を発表。そこで改めてコロナ禍以来初となる、ブンデス1部2部全36クラブの全体において売り上げの上昇が確認されたが、しかしながらそれでも機器的状況を脱しているとまでは言い切れない。

 2021/22シーズンにおけるブンデス1部・2部の売上高は、合計44億8000万ユーロとなっており、前シーズンと比較すると10%強の売り上げ増加を記録。しかしながらコロナ以前の水準には達してはおらず、コロナ禍前の最後のシーズンの売上高は48億ユーロを記録していた。

 このように同機構のハンス=ヨアヒム・ヴァツケ役員会会長も、総じて見て景気はわずかながら回復傾向はみられるものの、まだ決して万全とまでは言い切れるものではなく、ブンデス1部2部はまだコロナ禍前には程遠いと指摘。ちなみにブンデス1部18クラブの収入は36億1000万ユーロで3.9%増。ブンデス2部18クラブは8億6780万ユーロで、ドイツ2部としては過去最高を記録している。

 それでもブンデス1部では1億9560万ユーロと、ブンデス2部では950万ユーロの赤字決算となっており、昨季も一部で観戦規制があったことも伸び悩んだ理由として考えらるところ。事実試合収入は2018/19シーズンの6億5000万ユーロより4億200万ユーロと大幅減となっており、ドイツのメディア権の飯場収入も若干減少したことがそれに追い打ちをかけた。

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