2023/04/24
”47歳の壁”を突破、フェリックス・ブリヒ審判員が来季もブンデス担当へ

©︎IMAGO/Chai v.d. Laage
フェリックス・ブリヒ審判員が、来シーズンもブンデスリーガでの審判員業務を継続することが明らかとなった。47歳という年齢制限が指摘されていた中での同氏の継続には特に注目が集まっている。
フェリックス・ブリヒ審判員は2004年からブンデスリーガで笛を吹いて以来、ここまで国内外でのトップレフェリーとして高い評価を受けてきた。今季はブンデスリーガ16試合、ブンデス2部4試合、ドイツ杯3試合を担当しているブリヒ氏によれば、「体調良く、いいシーズンを過ごせているし、まだまだ楽しめている」ことから、来シーズンも引き続き審判員業務を継続することを決定したという。
しかしながらドイツサッカー連盟ではこれまで、そのブリヒ氏の「47歳」という年齢は1つのボーダーラインとなっており、同じくトップレフェリーとして長年活躍していたマヌエル・グレーフェ氏が、慣習化された年齢によって退任となったとこしてフランクフルト/マイン地方裁判所に訴えていた背景がある。その結果、裁判所は47歳という年齢制限は合法ではないと判断し、ドイツサッカー連盟側も年齢制限をあくまで参考程度にする考えを示した。
ドイツ通信社に対してブリヒ氏は、「もう1年、審判員を続けられるということで合意に達した」と明かし、「ただそのための大前提として、まずはちゃんとパフォーマンステストに合格することと、そして健康を保ち続けていく必要がありますがね」とコメント。今後のパフォーマンスも注目されるが「ブンデスリーガは素晴らしいリーグで、素晴らしいスタジアムをもつ。それがとにかく好きなんです。それ以上のことは私にはわかりません。これからどうなっていくのかも。ただ国際審判員との二重の負担がなくなってはいますので。あれは素晴らしい経験でしたが、まもなく48になる私には厳しかったとは思います」と語った。