バイエルン、ハメスの買い取りオプション行使か

　バイエルン・ミュンヘンとハメス・ロドリゲス。２年間のレンタルを経てレアル・マドリードへと戻るのか、それともバイエルンが買い取りオプションを行使するのか。長期に渡り続いてきたこのテーマも、ついに終焉の時が近づいてきているようだ。
　バイエルン・ミュンヘンのカール＝ハインツ・ルメニゲ代表は「ハメスを気に入っている。素晴らしい左足をもった世界的スター選手だ。買い取りオプションの期日は６月１５日に設定されてはいるし、時間は十分に残されてはいるものの、しかしながらみんなが彼がここにいることをハッピーに思っているし、このまま来季もバイエルンでプレーするものとみている。ニコ・コヴァチ監督も、彼のクオリティをそう思っていることだろう。両者の間に問題があるとは思わない」と語った。
　今シーズンの前半戦では負傷などの影響もあり、思うように出場機会を得られていなかった同選手だが、しかしながら監督の意向を理解し臨んだ後半戦では明らかにパフォーマンスが向上。今年に入ってからは全てのリーグ戦で出場しており、ドイツ杯はＣＬといった試合でも重要される存在となっているところだ。なお買い取り金額は、４２００万ユーロ。

　そしてバイエルンはこれから迎えるＣＬリヴァプールとの決戦に向けて、リーグ戦首位奪還を果たした勢いに乗って迎えるところだが、このことに喜びをみせたジョシュア・キミヒは「試合を楽しんでいる姿を見てもらえたと思う」と胸を張り、「このまま続けていきたい」とコメント。「今日の試合は自信につながるね」と述べ、リヴァプール戦では出場停止となるが「きっと勝利してくれるだろう」と語った。

　
　バイエルンとしてはこの試合ではオフェンスのみならず、アウェイゴールを許さないようにリヴァプールのカウンターを警戒する必要があり、前半戦でみせていたような軽率なミスは避けたいところ。そして前線の選手たちとしては、再び決定力をこの試合でも示していきたいところだ。