2019/04/12
シュヴァルツ監督「ドイツU20参加がバクーに好影響だった」
前節のフライブルク戦では、支配率はわずか30%ながらも、素早いカンターから7度のチャンスで5得点をマークする決定力をみせ、5−0と大勝をおさめた1.FSVマインツ。特にマインツの今季の決定力はリーグ全体10位(25.3%)であることからも特別さが伺えるものだが、実はマインツは今シーズン支配率5割越えの場合、9試合中勝利を収めたのはわずかに2試合しかないのだ。果たして週末に迎えるブンデストップの決定力(36.5%)と、ブンデス2位の得点数(66)を誇るボルシア・ドルトムント戦では、どういった結果が待っているのか。
昨季の後半戦にて行われたドルトムントとのアウェイ戦では、マインツは2−0と勝利を収めることに成功しており、この試合でデビューから2試合連続ゴールというセンセーショナルな活躍をみせた選手こそ、リードル・バクーだ。さらに同選手は続く最終節でも1アシストをマークし、デビューから3試合連続でスコアポイントを獲得してシーズンを終えることになるのだが、しかしながら飛躍をかけて臨んだ今季は開幕から先発メンバーに名を連ねたものの足首の負傷で長期離脱。回復した後半戦では、しかしながら第20節のアウグスブルク戦での出場のみにとどまっている。
だがサンドロ・シュヴァルツ監督は「練習でまた良いパフォーマンスをみせている」と評価。先日のドイツU20代表への参加が功を奏したとも見ており、「心理的に重要なところがあったと思う。リードルは負傷による長期離脱を余儀なくされ、若手選手にとっては新たな状況との戦いを強いられたんだ。ただ代表戦から戻ってきて以来、とても良い形で来れていると思うよ」と、21才のMFがみせる復調の兆しへ目を細めた。
前節1得点1アシストのオニシウォ、先発復帰か
またこの試合では、カリム・オニシウォが先発復帰を果たす可能性がある。それはロビン・クアイソンが風邪を患っているためでもあり、「カリムがとても良い成長を見せたというのもあるよ」とシュヴァルツ監督。ここのところはベンチスタートとすることが「苦しい判断だった」とも吐露しており、「ただそれを乗り越えるということ。それをカリムを示している。ピッチで証明する他にないのだ」と称賛。
前節では途中出場から1得点1アシストをマークするなど活躍を見せており、「カリムは即座に試合に入って行って、そしてそのパワフルさとダイナミズムをチームにもたらしてくれている」と語った。「それに彼をずっとジョーカーとして起用し続けると決めているわけではないよ」