2020/09/21

リヴァプール戦でベンチ入りさえできなかった、リュディガー


 日曜日に行われたFCリヴァプール戦にて、アンドレアス・クリステンセンが退場処分となった際、フランク・ランパード監督は昨季のレギュラーだったアントニオ・リュディガーではなく、フィカヨ・トモリを起用した。その理由はシンプルだ。そこにリュディガーがいなかったためである。
 ドイツ代表として32試合に出場した経験をもつDFは、プレミアリーグ開幕戦では90分間にわたりベンチを温め続けており、そして今回の第2節ではベンチ入りさえ果たすことが叶わなかった。その対応に「経験とフィジカル力がプラスとなったかもしれないのに」と「奇妙」という言葉で疑問を投げかけたBBCは、唯一のイギリスメディアというわけではない。
 特に日曜日に試合ではまさに、チームでは守備面での安定感が求められていたのだ。ではなぜベンチにすら、リュディガーを入れることはなかったのか?「我々には5人のセンターバックがいるからね」と、ランパード監督は説明。この日の先発はズマとクリステンセン、ベンチにはトモリが入り、今夏加入の新戦力のチアゴ・シウバも復調次第戦列に加わることになるだろう。
 そのため以前より移籍の噂が挙がっており、来夏のユーロも視野に入れるリュディガーの動向にも注目が集まるが、ただチェルシーとの契約を2022年まで残すリュディガー自身としては、若きドイツ代表2選手が加入したここチェルシーで、このまま定位置争いを展開していきたい考えのようだ。
 

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