2020/11/09

ルメニゲ代表、アラバ延長の可能性は「皆無ではない」


 どうやらバイエルン・ミュンヘンとダヴィド・アラバは、その道を分かつ時が訪れたかのように見受けられるが、実際のところはいかがなものか?ボルシア・ドルトムントとのドイツ頂上決戦を前に、カール=ハインツ・ルメニゲ代表はスカイに対して自身の見解を語っている。
 「冷静に対処していくべきだよ」と語った同氏は、「アラバは12年間に渡ってこのクラブでプレーし、これまでの間で重要な選手の1人へと飛躍を遂げてきた」と評価。果たしてその時期がこれからも継続されているかについては、少なくともアラバ自身が残留を希望しているという事実から「完全に可能性がないわけではないだろう」との見解を示している。「扉はまだ隙間程度は開かれているさ」
 しかしながらルメニゲ代表はその一方で、「選手や人間としてのクオリティへと焦点を当てていくことこそが重要」と述べ、「双方にとって不満のない解決策を見出していく必要がある」と強調した。ここのところはアラバの話題でバイエルンはもちきりであり、「ハリウッド的な性質も入っているね」とコメント。「ただそこまでのものではないよ。2020年の状況では、ハリウッドなんて言葉を使うまでには遠く及ばないものさ」と言葉を続けている。

 なおそのアラバはこの日の試合において、ボルシア・ドルトムントの主将マルコ・ロイスが先制点を決めた直後の、前半ロスタイムに貴重な同点ゴールを決めて折り返すことに成功しており、試合後に主将のマヌエル・ノイアーは「あのアラバのゴールが大きかった」と称賛。それからの「後半は勝利にふさわしい戦いをみせた」と胸を張り、フリック監督も「非常に良かった。ピッチには非常にクオリティが溢れ、数多くの得点チャンスがあった。ただうちの方が少し決定力で上回ったね。」と語った。
 

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