2021/02/19

トラップ、CBヌディカの連続得点の秘訣は「練習中のオウンゴール」


 ブンデスリーガ最近9試合の中で、絶好調のクラブといえばなんと言っても、アイントラハト・フランクフルト。その中で8勝と荒稼ぎし、順位表も3位へと浮上を果たす中で、とりわけその飛躍を支えているのが守備力の高さだ。週末のケルン戦では、フランクフルトで通算50試合目の無得点試合を達成した守護神、ケヴィン・トラップは「ここのところは、僕たちが相手に隙を見せない試合が多いね」と胸を張る。
 実際にそれは数字としても現れており、ここ9試合で失った失点数はわずか7。これより少ない失点数を記録しているのは、ヴォルフスブルクとブレーメン(ともに6失点)しか存在しない。「僕たちはこれを手にするために努力してきた。とにかく精力的に取り組み、常に高みを目指すその姿勢は、練習をみてもらえれば伝わると思う」とトラップ。

好調を支える、21才のCBコンビ

 特にフランクフルトでは主将ダヴィド・アブラームが今冬に母国復帰を決断。アディ・ヒュッター監督は第17節から、若手トゥータを3バックの一角として起用することになるのだが、21才のブラジル人DFはその後の5試合でkicker採点平均3という好成績をマーク。同じ21才のフランス人DFヌディカもほぼ同様の
成績で、さらに最近2試合では連続で得点を決めているところだ。

特にヌディカは、2試合連続得点中

 トラップは、「最近はずいぶんと、ヌディカは練習でオウンゴールを連発していてね、たぶんあれでシュート練習も兼ねているんじゃないかな」と笑顔で語りながら、ケルン戦でのゴールは「本当に重要だった。あれでケルンががっくりきた」と評価。「良いゴールを決めてくれて感謝しているよ」と言葉を続けている。

六冠王者vs絶好調フランクフルト

 そして週末に迎えるのは六冠達成、バイエルン・ミュンヘン。逆にフランクフルトは、この上ない調子の波に乗り、自信をもって王者との対決へと挑む。「僕たちは、良いパフォーマンスをみせれば、どんな相手でも倒せると信じている」とトラップは語り、そして「首位を相手にしても、勝ち点を得ることは決して不可能ではない。何よりものその証拠は、先日行われたばかりのビーレフェルト戦で示されたものだ」と、3−3と乱打戦を演じた昇格組の奮闘を指摘した。
 

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