2021/05/22

フリック監督、ドイツ代表との交渉を認める「詳細を詰める事が重要」


 土曜午後のアウグスブルク戦をもって、バイエルン・ミュンヘンの指揮官として最後のベンチ入りをする、ハンジ・フリック監督。まだ今後については明らかにはなっていないが、しかしながら「これから始まる、新しいことにもワクワクしている」と語る同氏の行先は、もう間も無くして明かされる可能性がある。
 これまでにも今夏で退任するドイツ代表ヨアヒム・レーヴ監督の後任と目されており、フリック監督自身も「確かに私は、ドイツサッカー連盟との話し合いをした」とコメント。そして2006年から2014土曜夕方レーヴ監督をサポートした同氏にとって、「この代表チームにどういう思いがあるか。それは皆が知っていることだろう」と語った。
 
 ただ確かにまだ正式な決定は何もなされていない。「それでも物事というのは、常に整理されなくてはならないということだよ」とフリック監督。まだ詳細を詰める事が必要であることを認め、「それが重要なんだ」と強調しつつも、もしもそれがクリアとなったその暁には「早く発表することもできるだろう」と述べている。
フリック監督「この旅を楽しんだ」

 その一方でフリック監督は最終戦を前に「このようなチームで指揮をとれるということは、非常に特別なことだ」と述べ、「私、そしてコーチ陣にとって、とても楽しい時間を過ごすことができた」とコメント。「勝利への意欲、得点に貪欲なその攻撃的な姿勢。この短く密度の濃い、それれでいて数多くの成功を収めたこの時期に、こういった素晴らしい選手たちと共に戦うことができた」
 そして「2年前は「もう1度コーチになりたい」という気持ちしかなかった。そしてニコ・コヴァチ監督と共に、バイエルンのコーチスタッフに加わる機会を得た」フリック監督は、「この旅を楽しんだよ」と振り返り、「改めて1人1人と話をしたんだ」とも明かし、「とにかく最高だったね。」と語った。「この旅が終わりを迎えたことを嬉しく思うと同時に、そしてこれから迎える新しい何かを楽しみにしているところだ」
 

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