2021/06/28

ハヴェルツ「全員が敵っていうもの、なかなかクールだね」


 多くのドイツ代表選手とは異なり、カイ・ハヴェルツはチェルシーの1年間ですでに、ウェンブレイでの戦いは経験済みだ。FA杯準決勝マンC戦、決勝のレスター戦でも出場しており、その時にはベンチスタートとなったが、今回は先発起用されることが見込まれる。「今は僕はとても大きな自信をもてているよ」とハヴェルツは強調。
 「今回の試合は僕たちにとって、とっても大きな試合になると同時に、ファンにとってもとても特別な試合となることだろう」と言葉を続け、今回4万5000人が動員されるスタジアムにドイツ代表サポーターがほぼ不在になることを残念に思っているところだ。「何人かでもいられれば。これでは単純にアウェイゲームだ」ただそれでも気合いにもなっており「全員が僕たちの敵、というのもなかなかクールだよね」と語る。
 パフォーマンスレベルで見た場合には、ハヴェルツは「同じ目線での戦い」になるだろうと予想しており、「イングランドには世界トップクラスの選手たちがそろっているし、決してそれを過小評価することなんてできない」と警戒。それは当然チェルシーで同僚のマウント、リース、チルウェルも含めた上で、「でも僕たちだって大国なんだ」とハヴェルツ。「でもまだもっとよくしていく必要はあるけどね」
 一方でハヴェルツは、先日のハンガリー戦で1−1とした同点弾の場面について、相手GKグラーチのミスに乗じて至近距離からヘディングで押しこんだが「あれは結構、難しいものだった」とコメント。一見、見ている人には簡単そうにみえて「もしできなければ、馬鹿にされていたかもね」と述べ、こういった極端な評価といものが「サッカー業界の一般的な問題なんだ」と指摘した。
 

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