2022/03/29

愛弟子トーマス・ミュラーとの対戦を心待ちにする、ファン・ハール監督


 火曜日に行われるドイツ代表との一戦を前に、オランダ代表のルイ・ファン・ハール監督は、フメルス(コロナ)、ズーレ(筋損傷)、ヴィルツ(十字靭帯断裂)、ゴレツカ(股関節の負傷)、キミヒ(第3子の誕生)、ロイス(大腿の負傷)という状況を残念に思っており、「ドイツ代表の選手の多くが負傷を抱えている。チャレンジするためにドイツ代表との試合を選んだというのに」と語った。
 ただその一方でかつての愛弟子との対戦を心待ちにしているところであり、2009年から2011年まで指揮をとったバイエルン時代に、セカンドチームの選手からスターダムへと押し上げたトーマス・ミュラーについて「素晴らしいキャリアを歩んでいったね」と目を細めてている。
 「彼はファンタスティックな選手であり、常に得点をする脅威をもっており、さらに巧みな守備もみせるトップ下。監督にとって理想的な選手だよ。これほど長くプレーしてきた事自体、彼がもつ「何か」を物語っているだろう。フリック監督にはぜひ起用することをお勧めしたい。きっと私との対戦に彼も気合が入ることだろうから」
 なおオランダ代表では先日にデンマーク戦において、これまで慣れ親しんだ4−3−3システムではなく、ファン・ダイクを中心とした3バックを採用。同選手自身も好印象を口にしているが、ただ指揮官は「今はとりあえず新しいシステムを導入する時期ではあるのだが、だからといってワールドカップで必ずしも採用するとは限らないよ」と常套句を用いして明言を避けた。

 
 またファン・ハール監督はSCフライブルクのマーク・フレッケンを、今回のドイツ代表戦にて起用することを公言。前回の代表デビューとなったデンマーク戦では2失点を喫しており、感動的な復帰戦を飾ったエリクセンの得点シーンについてはどうしようもなかったが、1点目については飛び出しをためらい「もっとできたはずだ」と指揮官。ただあくまで擁護しており、むしろ「もっと彼を使っていくこと。プレーを展開できるのはプラスだ。ファン・デル・サールもそうだったよ」と、レジェンドGKの名を挙げて評価している。
 

ドイツ代表 ドイツ代表の最新ニュース