2022/06/20

物議を醸したドイツ代表の名称『ディー・マンシャフト』、7月おわりに判断


 ドイツ代表の呼称である『ディー・マンシャフト』について、7月末にも決定がなされる見通しであることがあきらかとなった。現在は例えばTwitteなどでドイツ代表を検索するとこの名称を目にすることになるのだは、それがいつまで続くかはわからないということ。ノイエンドルフ連盟会長は月曜日の質疑応答の席で「調査を開始している」と説明。「7月末の会議にて決定することで合意している」ことを明かしている。
 
 2015年にマネージャーを務めるオリヴァー・ビアホフ氏らの下で導入された『ディー・マンシャフト(これがチームだ、の意)』という呼称については、例えば先日ドルトムントのヴァツケCEOは「やめるべき」と述べ、「他の成功した全てのチームに対して敬意を欠くものだと思う。ディー・マンシャフトというものは存在しない。チームとはたくさん存在するものだ。我々は決して浮かれるべきではなく、基本に忠実な人間であるべきだよ」との考えをシュピーゲル紙に語っていた。

 またノイエンドルフ氏は就任から100日を振り返り「非常に濃密なもの」で、「協会には一定の安定感が戻ってきた」と総括。ブンデスリーガとの関係も「明らかに緩和された」と感じており、またアマチュアについても全国に41,000あるサッカー場のインフラ整備が緊急に必要だと考えているところ。一方でカタールW杯にも明確なシグナルを送っており、先日ドイツ国営放送で報じられた現地での労働条件問題に「独自で調査を行う」考えを示している。

 さらにスーパーリーグ構想については「スポーツ省も強い姿勢で臨んでくれていることに感謝している。スーパーリーグは、ヨーロッパのスポーツモデルに対する正面からの攻撃である。CLの収益は、草の根スポーツの資金としてかなり使われている」と説明。加えて2023年春に行われる予定のUEFA会長戦では、チェフェリン氏の再選を支援したいとの考えについてドイツサッカー連盟が理事会で全会一致で合意されたと発表。スーパーリーグ構想への反対姿勢と共に、コロナ禍にける指導力など、「この役割において卓越している」とノイエンドルフ会長は語った。
 

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