2022/7/01

FIFA、カタールW杯からオフサイド判定にAI技術を導入


 国際サッカー連盟は金曜、ワールドカップ・カタール大会においてオフサイドの判定を支援するために、映像や人工知能を用いた最新技術の導入を発表した。ボールに埋め込まれたチップからは、毎秒500回に渡りデータがビデオセンターに送信。ファーストコンタクトの正確な判断へのサポートが期待されており、さらにスタジアム屋根には12台の特殊なトラッキングカメラが設置。ボールと各選手の体を四肢に至るまで判定することが可能になるという。ただし『ロボット審判』という表現には、FIFA審判部長のピエル=ルイジ・コリーナ氏が反論。「審判が判断することに変わりはない。あくまでサポート的な技術」と強調しており、例えばボールが味方によってか相手によるものか、接触は故意か故意ではないかなども見極めて「最終的に審判員が判断していく」必要がある。
 ただゴールラインテクノロジーと同様に高い精度での正確性が期待される一方、FIFAは正式な数字を発表していないがこれらの技術導入に加え、VARとオフサイドの専門家を含むアシスタント3人、オペレーター4人の合計8人がビデオセンターで待機するなど高額なコストが求められるものでもある。ただ技術・イノベーション担当ディレクターのヨハネス・ホルツミューラー氏は「導入初期は常に経費は膨らむものだが徐々に減少していく」と説明。例えばVARが導入された2012年は現在の4倍の経費がかかったという。さらに透明性にのみならず、オフサイドの判定が従来の平均70秒から25秒への短縮も見込まれているところだ。
 

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