2022/08/15
ナーゲルスマン監督「開始30分は不満」、ニャブリは内転筋を負傷

日曜日に行われたVfLヴォルフスブルクを迎えての、今季初のホーム戦デでは支配率68%、対人戦勝率52%、シュート数では24:8で圧倒するなど、最終的にバイエルンが勝利をおさめるのは当然の結果ともいえるだろうが、しかしながら試合後のナーゲルスマン監督からは、「立ち上がりからの30分は全く満足できなかった」と不満の声が漏らされた。
そして「ヴォルフスブルクはしばしば、我々のプレッシャーをかいくぐって、セカンドボールを拾う場面の多くなっていき、そこが問題となっていたよ」と指摘。その結果バイエルンは普段のような支配力を発揮できず、なかなか自分たちを見いだせない時間を過ごすことになる。ただそれでも徐々に調子を取り戻していくと、前半のうちに加点していき勝利への土台を構築して試合を折り返した。
「後半に入ってからはマネージメントというか、ポゼッション、コントロールが重要となっていったよ」とナーゲルスマン監督。そしてそれから少し間を置き「昨シーズンでは、決してそれは常にうまくできたわけでもなかった」と付け加えたが、この試合のバイエルンは相手に反撃をほぼ許すことなく、常に試合の主導権を持ち続ける展開に。それには指揮官も「かなりよかった」とご満悦だ。「たとえ派手さはなかろうが、ね」
いずれにしてもナーゲルスマン監督が今後にむけ改善をめざしていく考えであることには変わりはないのだが、ただそれはセルゲ・ニャブリ不在の中で行われるかもしれない。「彼は今週、内転筋に問題があって、前半にそれがすこし悪化してしまったんだ」と説明。「スプリントすることができなくなってね。だから筋肉にダメージがいかないように早めに対応したんだよ」と述べている。
好調ムシアラ、ナーゲルスマン監督に不安はなし
DFBスーパーカップのライプツィヒ戦では1得点1アシスト、ブンデス開幕戦のフランクフルト戦では2得点、そして日曜のヴォルフスブルク戦では「ロッカールームであって、もっといけるよと声をかけた」というカーン代表の期待通りに1得点と、「目の保養になる」(サリハミジッチSD)活躍をみせるジャマル・ムシアラ。ただ若いがゆえの危険戦もはらんではいないのだろうか?
ナーゲルスマン監督によれば、それは心配ご無用といったところのようだ。「彼は非常に謙虚であり、常に学習意欲をもって、上を目指し続けるタイプの選手だ」とコメント。この活躍にもあくまで「単にそれはパフォーマンスを実証するものだよ。今日のようなプレーを続けていけば、さらに得点を重ねていてくれることだろう」と語った。