2022/09/04
痛み分けにも、トーマス・ミュラー「ウニオンのチームとしての戦い方が好き」

©️IMAGO:Contrast
土曜午後に行われた1.FCウニオン・ベルリンとの痛み分け後、バイエルン・ミュンヘンのマルセル・サビッツァは「当然、満足なんてしていない」と苛立ちを隠そうとはしなかったが、その一方でこの日はベンチスタートとなったトーマス・ミュラーは、幾分かリラックスした様子で「ウニオン・ベルリンがチームとしてみせるサッカーは好みなんだ。彼らがみせていた戦いぶりは期待していた通りだよ」とコメント。
特にウニオン・ベルリンが示していたディフェンスに賛辞を送りつつ、ただ先制点を許してしまった試合展開について「確かにそれからすぐに(キミヒのゴールで)追いつくことはできた」ものの、そもそも「ウニオン相手では1〜5回くらいしか」決定機は得られないものであり、そこでの不正確さが決めてとなって「1−1という結果」になってしまったのだ。
フィジカルで堅牢なウニオンのディフェンスの前では、そう簡単に結果は手にすることはできない、とミュラー。「ただ決して問題ではない。僕としてはウニオンに祝福するのみだ、彼らが上位につけているのは決して偶然ではない。今回の試合は決して悪い試合ではなかったんだ。ただスーパーなゲームではなかった」
ただその一方でこの日はベンチからのスタートとなっていたが、このことについては不満は感じていないのだろうか?「良い質問だね」と笑顔をみせたミュラー。「いや、そんなことはないね。ただ今の僕たちはチーム全体が高いパフォーマンスレベルにあり、そして前線の選手には選択肢がある。来週からまた取り組んでいくよ」
だがこの答えに納得いかなかったのが、実はミュラー本人であり「いやぁ、もっと良い答えが言えたと思うんだけどなぁ。」とドイツ代表。「今回の評価点数は、Cマイナスといったところかな」との言葉を残し、この日の出場でバイエルン史上2番目となる633試合目の出場を果たしたミュラーは、その場を後にしていった。