スカパー!
2022/09/27
ドイツ代表:フリック監督は評価と課題を指摘、キミヒはこれから6週間に意気込み

©️IMAGO/Shutterstock
ドイツ代表はウェンブレー・スタジアムにて特に後半で荒れた戦いぶりをイングランド代表と演じ、複雑な心境のまま11月に控えるカタールでのワールドカップへと臨むことになる。「多くのポジティブな面と、改善しなくてはならないネガティブな部分が見受けられた。特にあのハンガリー戦の後でイングランド代表を相手に、こういう戦いをみせるのかと多くの点で良い部分もみられていたよ。前半は互いに譲らず、後半はうまくいって2−0とリードする展開となったね」と、TV局RTLとのインタビューにてハンジ・フリック監督は振り返っている。
だが「その後に個々のミスが発生してしまい、比較的短時間のうちに3失点を許す結果となってしまったよ。もっとあそこは頑張らなくてはならない局面だし、あのような形で2−0のリードをフイにするようなことがあってはならないんだ」とも強調。それでも最終的には3−3と敗戦は免れたことで、主将を務めたジョシュア・キミヒハンガリー戦と比較して、まだ前回ユーロ準優勝国を相手からの結果に前を向く。「姿勢や取り組み方という点では、確実に進展が見られていたと思うよ」
特に今回ではこの日2点目となったカイ・ハヴェルツの同点ゴールは「お見事」と指揮官も賛辞をおくる素晴らしいものであり、「あれは彼が繰り返し練習していたものなんだ。それにあのプレーは彼の勇敢さと自信を表したものだともいえると思うよ」とフリック監督。確かに試合後にマネージャーを務めるオリヴァー・ビアホフ氏が、W杯では「気持ちの面がものをいう」と語っているが、今回の1分1敗という結果にも指揮官は「全体的に見れば我々はハッピーだし前向きだ。11月13日に再会する時には気合の入った26人を目にするだろう」と期待。キミヒも「これからの6週間は良い感覚を得られる機会なんだ」と意気込みをみせた。