2022/11/07

ユリアン・ヴァイグル「W杯でドイツ代表の成功に参加したい」

©️IMAGO/Pressefoto Baumann

 「僕自身、とても楽しみにしているところさ。決して有力な選手という訳ではないだろうけど、でもリストには名前があって、しかも今年すでにドイツ代表から呼ばれているのであれば、必然的にワールドカップに参加したいという衝動に駆られるものさ。ぜひ参加したい。最終的には代表チームとの関係も含めて、ドイツでまた注目を浴びるためにブンデスに戻ってきた部分もあるわけだしね」

 この夏にベンフィカからボルシア・メンヒェングラードバッハへと加入したユリアン・ヴァイグルは、kickerとのインタビューにて今月開催のワールドカップへの想いをそう語った。「ワールドカップは本当に、本当に大きなものなんだ。そのワールドカップで成功をおさめる、その物語の一役として僕もぜひとも参加したいんだよ」

 ただその一方でチャンピオンズリーグという大舞台、そしてポルトガル1部での優勝争いという舞台を捨て、グラードバッハに移籍したことは自身にとっては「決して交代を意味するものではない」と強調する。なぜならば「このクラブの変革の一翼を担えると思うから。これまでの経験を生かして、さらに責任ある仕事をしていく年齢になっているからね。重要な役割を果たしていきたいと思うよ。そのチャンスがここにはある。首脳陣との話し合いで、最初から心を掴まれたんだ」とヴァイグルはコメント。

 そこで大きな役割を果たしていたのがドルトムント時代によく知る、そしてボランチにポゼッションとボールコントロールの配置を重視した、ダニエル・ファルケ監督の存在である。「まだ最終的評価を出すには時期尚早だけど、でも当初からすでによく馴染めているし、僕の考えにマッチしているという感覚は得られている。自分の得意とすることを監督はプレーに取り入れたいと考えていて、彼のスタイルでは僕のスタイルは長所になるんだ」と説明。

 なおレンタル期間は1年だが「条件面で合えばもっと長くいたい」とヴァイグル。「もっと責任を果たしてリーダーとして成長していきたい」という想いから、「1年でプレーを終えて他クラブにいくようでは、なかなかそれは難しい」との考えを示す。だが移籍金1500万ユーロはグラードバッハにとっては相当の金額ではあるのだが、それでも「全ての関係者が希望する形になれば。今後どうなっていけるかは、見守っていくしかないよ」と語った。

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