2022/11/07

FIFA会長からW杯参加国へ書簡、サウスゲート監督は持論展開

©️IMAGO/PA Images

 開幕を間も無く控えるワールドカップ・カタール大会では、いまだ賛否両論が続いている。ジャンニ・インファンティーFIFA会長は政治的な議論にあまり関与しないようチームに求めている一方、イングランド代表のガレス・サウスゲート監督は、参加者の側にも社会的な責任があると見ているところだ。

 イギリスのスカイがワールドカップに参加する32の連盟に送られた書簡として「サッカーは他との関わりを一切遮断できるものではない、それは誰もが知っているし、世界中に政治的な性質をもった、多くの挑戦と困難があることも同様に認識している。ただサッカーがあらゆるイデオロギーや政治的闘争に巻き込まれないようにしてほしい」と報道。その後FIFAとドイツサッカー連盟(DFB)の双方が書簡の存在を認めた。

 ただこれに異を唱えたのが最近、カタールで会った全ての労働者がW杯開催を希望していたという発言で批判を浴びた、イングランド代表のガレス・サウスゲート監督である。今回ヴェルト日曜版にて同氏は、もしも虐待を目にしたならばそれを指摘する責任があることを強調。

 サッカーではタイトルが重要視されるべきものだが、それと同時に人間とは社会に対して何ができたかで判断されるものであるとも述べ、それは選手それぞれにも明確に当てはまるものだと説明。「サッカー選手としては、その中間点をうまく見出したいところではないか」と推測しており、「仮にうちの選手が貢献できる部分があれば、ぜひそれをやらせてあげたいと思う」と語っている。

 カタールでは国内の数多くの建設現場にて、移民労働者への扱いや、LGBTQなどの人々を犯罪者として扱うなど、様々な理由により長年批判を浴びており、これに対してインファンティーノ会長は書簡の中でカタールでは、「出身、経歴、宗教、性別、性的指向、国籍に関わらず、誰もが歓迎される」と記載。その上で「FIFAでは道徳的な教訓などを与えるようなことはせず、どの意見も信念も尊重するように心がけています」との考えを付け加えた。

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