2022/11/07

マヌエル・ノイアー「僕たちのような選手が口を閉ざすべきではない」

©️IMAGO/MIS

 2010年に開催された南アフリカワールドカップにおいて、当時シャルケのGKだったマヌエル・ノイアーは、ドイツ代表の先発候補だったレネ・アドラーが負傷をおった「恩恵を受けた」形で、そのスター性を大いに高める活躍を披露。チームは3位でフィニッシュし、その次の大会となったブラジル・ワールドカップでは世界の頂点にたった。現在指揮をとるハンジ・フリック代表監督とは、同氏がSDを務めていた時代からの長い付き合いであり、クラブシーンでもバイエルンで監督と選手の間柄でもあった。「本当にオープンで、率直な意見交換を行える間柄だよ」とノイアー。

 ただそのフリック氏不在の中で臨んだ2018年に開催されたロシア・ワールドカップでは、一転してドイツ代表はグループリーグ敗退という屈辱を味わうことなるのだが、通算4度目となる今回のカタール・ワールドカップを前にして36歳となったGKは、米国のスポーツ誌『スポーツ・イラストレイテッド』にて「僕にとって最後のワールドカップになるかもしれないが、でも必ずしもそうとは限らないよ」との考えを示した。

 つまりはその米国とカナダ、メキシコによる共催となる可能性があるワールドカップに、ノイアーが再び出場する可能性を示唆するものであるが、ただ今はまだそれは夢物語というしかない。まずは11月23日に控える日本代表戦から幕を開ける、ワールドカップでの戦いが控えているのだ。そしてその視線の先にあるのは、2大会ぶりとなる決勝の舞台。「世界の頂点に立ちたい、僕はそのことを躊躇いなく口にする。もちろん多くの国がそれを望んでいるのもわかっているし、いろんなことが絡んでくるものなので適切な勢いというのも求められるものだけどね」

 さらにノイアーは論争の的となっているカタールでのワールドカップ開催について、「最も重要なことは僕たちのような意見を口にするタイプの選手が、インタビューの場で隠れたり怖気付いたりしないようにすることだと思う。誰もが自分の意見をしっかりと口にすべきだよ」と明確な意見表明を行う意思を表明。ただサッカーのことが何より最優先であり、政治的な議論ではなくサッカーが主役となるべきという、先日のFIFAの書簡による議論に一石を投じる発言ともいえるだろう。

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