2022/11/10

独誌kickerチーフ:私がドイツ代表監督ならロイス、フメルス、ゲッツェを外す

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 これまで長きに渡り議論されてきたこの話題も、木曜日にドイツサッカー連盟よりカタール・ワールドカップ代表メンバー26名が発表された瞬間に、終焉を迎えることになる。いや選出された選手次第では、その後も賛否両論がかわされることにはなるだろうが。本日ドイツ時間12時(日本時間20時)に明かされるその名前は、いったい誰になるのか?少なくともある程度については、すでに参加がほぼ確定しているとはいえる。

 例えばゴールキーパーに関してはマヌエル・ノイアー、マーク=アンドレ・テル=シュテーゲン、そしてケヴィン・トラップが決定的であり、守備陣ではティロ・ケーラー、ニクラス・ズーレ、マティアス・ギンターといった右SBでもプレー可能なCBや、アントニオ・リュディガー、ニコ・シュロッターベックに加え、左SBのダヴィド・ラウムとクリスチャン・ギュンターあたりが選出か。中盤ではジョシュア・キミヒ、レオン・ゴレツカ、イルカイ・ギュンドアンの3人と、攻撃陣ではセルゲ・ニャブリ、リロイ・サネ、ユリアン・ブラント、トーマス・ミュラー、ジャマル・ムシアラ、カイ・ハヴェルツ、リロイ・サネ、そして右SBでもプレー可能なヨナス・ホフマンが見込まれる。

 つまり逆の見方をするならばあと6人は、まだ入り込む余地があるということだ。それは例えばルーカス・クロスターマンのように、今回は通常よりも3名多い26名を選出できることから、負傷から回復中の選手についてもドイツ代表では視野に入れていることを既に明かしている。ケーラーのようにSBでもプレー可能な守備のオールラウンダーは、その中でも最有力候補とみられ、おそらくは月曜日には中東へと飛ぶことになるだろう。ただその負傷選手枠はおそらくは1枠のみで、開幕戦で負傷して離脱中のクロスターマンと同様、9月17日より足首を痛めているマルコ・ロイスについては、2度の復帰を試みるもいずれも痛みがぶり返してきたことから、招集への意義が問われる。明らかに有能な選手ではあるがそれでも、それについてくる体調がなくてはチームのために尽くすことはできないのだ。

 もう1人、ボルシア・ドルトムントのマッツ・フメルスに関しては、確かにズーレがSBで起用されるようなことがあれば(実際にそれはかなり可能性は高いだろう)、リュディガーと共にセンターバックコンビを形成することも考えられる。またシュロッターベックとギンターはバックアップ要員となれるだろう。ただフメルスが仮にいかなる脇役であろうと受け入れたとして、ただそれでも無意識のうちにチーム内に上下関係を構築し、その関係性や雰囲気を含めて話題となることが考えられる。フリック監督下では守備の要となったリュディガーが、W杯優勝戦士であるフメルスとどう折り合いをつけていけるのか。確かに今年の前半戦では活躍をみせたかもしれないが、それでもドイツ代表に安定化を約束してくれるとは限らない。

 むしろ2024年に母国開催となるユーロを視野に入れて、20歳のアルメル・ベラ・コチャップを視野に入れてくるのではないか。そして攻撃面においてもティモ・ヴェルナーやルーカス・ヌメチャらの離脱もあって、最近好調の17歳のユスファ・ムココにもいえる。遊び心と機敏さをもった若武者はさらに大型ニクラス・フュルクルークと共に、特殊なケースに対応できる人材といえるだろう。中盤では前述の3人の加えてムシアラも計算できるが、ただシンプルに守備を主にするボランチが不足しており、その点でマキシミリアン・アーノルドは本来クリエイティブな部分を好む傾向にはあるが、ここのところの成熟さによりフィジカル的なアクションも洗練されてきた。僅差を守り切るため高さが求められれば、マティアス・ギンターという手もあるだろう。

 またここのところ離脱選手が続くFW陣の中では、例えばドルトムントのカリム・アデイェミや、マインツのヨナタン・ブルカルトといったあたりにも注目が集まっているところではあるのだが、ただどちらもまたそこまで説得力のあるパフォーマンスをみせることができていない。ただむしろ前者は好調時であれば相手にとって予測困難なオプションとして脅威となれる存在であり、優先順位としてはこちらが上か。マリオ・ゲッツェについてはフランクフルトでも高い人気を誇るものの、卓越した力はもつが確固たる信念に欠けるともいわれる。ただいずれにせよ創造性という部分ではさほど人材は不足していない。

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