2022/11/17

前哨戦オーマン戦で苦戦のドイツ代表「全ての点を考慮して現実的に評価しないと」

©️IMAGO/Ulmer/Teamfoto

 「今日の試合では何人かの選手をチェックしたいという考えと、そして逆にうまく休養のことも考えていかなくてはならないという考えもあった」今月20日より開幕を迎えるカタール・ワールドカップ。そして1週間後に控えた日本代表との初戦に向けた前哨戦として、カタール入り2日後にテストマッチを行なったドイツ代表ハンジ・フリック監督は、今回の目的についてそのように説明していた。「特に対人戦における取り組み方は、ワールドカップレベルでは望むべくもないレベルだったよ」

 その言葉通りに数週間にわたり続いた異例の過密日程を経て、遠路はるばる中東の地へやってきたばかりのドイツ代表の選手たちは、徹底してひいて守る現地の代表チームを相手になかなか良いところをみせられずにいたものの、「でもここで負傷はしないように、ああいう形の対人戦になってしまった」選手たちについて指揮官も「理解」を示す。そういった背景もあり、長期離脱明けのルーカス・クロスターマンは予定通り30分のみ。ドイツ代表デビューとなったニクラス・フュルクルーク(29)とユスファ・ムココ(17)は前後半に分けての起用となった。

 最終的にはフュルクルークが後半80分にゴールを決めて、今回の前哨戦で勝利をもぎとり嫌な幕開けをなんとか避けることに成功。「さらに2・3度チャンスはあったし、得点を決めるのに相応しいものをみせていた。前線での存在感を感じさせていた」と称賛。一方のフュルクルークは後半からチームとして「少し良くなっていた」と見ており、「ただ思っていたようにプレーできていたわけではないけど」ともコメント。前方で容易にロストするなどオマーンに反撃の機会を献上しており、疲労度も踏まえつつ「全てのことについて現実から目を背けず評価していかないといけない」と強調した。

 例えばマヌエル・ノイアーが今回特に挙げる、オマーン戦での評価ポイントは「守備面におけるケアと攻撃面での推進力」といったところのみであり、とりわけ今回のワールドカップの初戦の相手、日本代表戦で成功をおさめていくには、ドイツにはまだまだ多くの部分で改善の余地がある。一方で数多くの選手をいろいろ試した背景もあって、フリック監督による代表チームへの評価に「特に変化を与える」ほどのものでもなかったことも事実だ。木曜には回復にあててカタールへと移動し、そこでは胃の不調で合流が遅れていた、マーク=アンドレ・テル=シュテーゲンと再会。土曜からはトーマス・ミュラーやアントニオ・リュディガーらが練習に復帰する。

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