2022/11/20

「かつてないほどテクノロジー化された」ドイツ代表

©️imago images/Hartenfelser

 DFBアカデミーではカタール・ワールドカップに参加するドイツ代表チームに対して、心身ともに様々な形でのケア・管理を実施してサポートを行なっているところ。トビアス・ハウプト担当は「特に今回のワールドカップでは、期待感や幸福感などいかに盛り上げていくかが課題です。開催時期のみならず、開催地での問題などにも選手たちはさらされることになります。ただピッチ上ではあくまで影響を受けないようにしなくてはならない。加えてチームスピリットを育んでいくためにの時間が非常に少ないという点もあげられます」と説明する。

 そのためドイツ代表ではチーム心理学者のハンス・ディーター・ヘルマン氏と、アカデミーでスポーツ心理学を担うクリストフ・ヘル氏が「選手やコーチと個別に、あるいはグループとして、より長く時間をかけながら協議しているのです」と説明する。得にフリック監督がモットーとする「常にドイツ代表なのだ」という信念に基づく形で、「夏にはユーロ決勝にまで進んだ女史代表チームのような、メンタリティをぜひドーハでもみせてもらえれば」と期待感を示す。

 さらに心理学以外にもサポートを行なっている分野が睡眠や栄養、テックラボ、データ解析やスカウティングといった分野だ。ユーロ2020と同様に、夜の10時にも試合が行われるということを踏まえて、選手たちの睡眠を評価することが「非常に関心の高いテーマとなっており、それがさらに強化されていっています」とハウプト氏は語る。そしてアカデミーの栄養士アナ・レナ・ファン・デル・フェルデン氏による集中的なワークショップが開催され、チームシェフのアントン・シュマウス氏とフィットネス専門のニクラス・ディートリヒ氏やクルノスラフ・バノフチッチ氏がカタールの現場でその結果を下に実践へとうつしていく。

 「選手1人1人の体格、体調、ポジション、特定の不耐性、そしてもちろん現在の仕事量に応じて、明確な栄養摂取の推奨というものがあるのです。個人レベルでみれば、これまでよりもこの点でさらに強化されています」と語ったハウプト氏は、これは選手やコーチのみならずマネージャーはじめチームを支える全ての関係者にも適用される新たな試みも説明しており、「今まではこの点はあまり考慮されていなかったのです。しかしスタッフ全員が最高のパフォーマンスを発揮することが求められることでしょう」と話す。

 また「今回のワールドカップはかつてないほどに、テクノロジーの分野で特化されている大会というイメージですね」とハウプト氏。例えばセットプレーではマッズ・ブットゲライト氏指導の下で、もともとはゴルフで知られる「トラックマシン」を使ったシチュエーションメニューが取り入れられており、「1つでも多くのフリーキックから」得点へとつながることを期待。それだけでなはく練習面では個々の負担を、データアナリストのパスカル・バウアー氏が担当。「ダッシュボード上では各選手の1日の負荷プロファイルを作成し、練習中にライブで確認していくことも可能です。練習管理に多大なデジタル支援を提供することができます」とハウプト氏は述べ、試合後も各選手が確認できるよう映像データも提供されるなど「全ての詳細は首脳陣とともに計画をしてきました」と胸を張った。

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