2022/11/23

「FIFAの姿勢を容認できない」REWE社がドイツ代表との協力関係を解消

©️picture alliance / SvenSimon

 現在開催中のカタール・ワールドカップにおけるFIFAの振る舞いを受け、長年に渡りドイツ代表のスポンサーを務めてきたREWE社が、協力関係を解消することを火曜日に発表した。「私たちにとってサッカーとは、とりわけフェアプレー精神や寛容性、団結心の象徴であり、我々としてもそれらの価値を重んじています」と、リオネル・スーケ代表取締役は説明。「私たちは多様性のために立ち上がっており、たとえ反対される可能性があったとしてもその姿勢を貫き通していく。FIFAによるこのスキャンダラスな姿勢は、多様性を重んじる企業の代表としても1サッカーファンとしても決して容認できるものではない」と言葉を続けた。

 ただ先月10月の時点でこのワールドカップとは関係なく協力関係継続は望まない旨をドイツサッカー連盟に伝えていたことを明かしつつ、「しかし今回のFIFAとインファンティーノ会長の発言を受け、我が社としてはFIFAのスタンスから明確な距離を置くものであり、ドイツサッカー連盟との契約から広告権を放棄する必要性を感じています。特にワールドカップという文脈において」としている。2008年よりオフィシャル・ニュートリションパートナーとなったREWE社は、現在販売中のスクラップブックを即日無料配布し、その費用を負担すると共にこれまでの利益は全額寄付するという。

 明らかにREWE社は多様性と寛容性の象徴であったはずの『One Love』腕章の着用をFIFAが禁じたことを不快に思っているが、ただ一方でドイツサッカー連盟がそれに、一部で批判されるような「屈する」格好となったことが、今回の契約解消の判断に一役買ったということではない模様。メインスポンサーを務めるアディダス社も、FIFAによる今回の判断に反発を示してリベラルな姿勢を求めており、「スポーツというのは全ての人々に開かれたものであるべきだ」とオリヴァー・ブリュッゲン広報担当はSIDに対してコメント。「選手やチームが前向きな変化を求めて活動する時には、我々はそれをサポートしていきます。スポーツは重要な問題の舞台であり、議論を続けていくことが肝要なのです」と語った。

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