2022/11/23

ドイツ代表:One Love腕章の着用に向け、法的手段も検討

©️picture alliance/dpa

 『One Love』腕章を巡る争いは、間も無く次のステージへとエスカレートしていくことになるかもしれない。ドイツサッカー連盟は2022年ワールド・カップにおいて、主将マヌエル・ノイアーにこの腕章着用を求める可能性があり「FIFAは多様性と人権のためのシグナルを送ることを禁じた。さらに競技面における制裁内容を具体的に示さないという脅しも組み合わさっている。ドイツサッカー連盟としてはFIFAの今回の措置が合法的であるかどうか検討中だ」と、ドイツサッカー連盟のメディア担当シュテフェン・ジモン氏はSIDに対して語った。

 具体的にはドイツサッカー連盟としては、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えることが考えられ、ドイツの大衆紙ビルトによると暫定的な保護申請を行う可能性を検討しているという。これは2022年のワールドカップの開催期間に設定したもので、48時間以内には判断される見通し。つまりはノイアーは第2戦となるスペイン代表戦から着用が可能となることになるのだが、ただ実際にこの訴えが成功に終わるかはわからない。なおそれ以前に同広報担当は、ラジオ『Deutschlandfunk』に対して、FIFAの支持に従ったことは「屈したということではない」と強調しつつ、FIFAの脅しには「減点の可能性さえあった」とも明かしている。

 火曜日にマネージャーを務めるオリヴァー・ビアホフ氏は、「FIFAの行動はエスカレートしている」と警鐘を鳴らし、「まるで検閲のようだ」とコメント。とりわけ禁じたタイミングに不満を募らせ「申請した9月からなんの返答もなかったのに。それがイングランド戦の直前に急遽下される。そんなプレッシャーのかかる状況でね。悲しい話だよ」と批判しつつ、違反の罰則が明確ではなかった状況もあって各国連盟が着用を見送る判断を下したことへの理解も求めながら、「ただ自分たちの価値観を表現するチャンスを模索する」とも語っていた。

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