2022/11/25

ドイツ代表:課題の改善と、前向きさでスペインとの決戦へ

©️picture alliance/dpa

 日本代表戦では逆転負けを喫し、前回大会と同様にワールドカップ黒星スタートとなってしまった、ドイツ代表。次戦の「スペイン戦に向け、日本戦でのポジティブな部分が結構あった点も選手に伝えたい」とハンジ・フリック監督が述べるように、確かにドイツ代表はダイレクトパスでのコンビネーションなど良い場面をいくつも作ってはいた。だが最終的にはギュンドアンによるPKのみの得点に終わっており、2点目を決めきれず「2・3度の絶好機があれば仕留めないと」とコメント。

 「余裕をもって打てるシュートが少なかった」ことと「個人によるミス」の二点をビデオを通じて説明しており、ミスには「明確に」対処して「何をやろうとして、どうなったか」を伝えていくとしつつ、「守備面ではコンパクトに構えきれなかった。もっとうまく立ち回らないと」と付け加えた上で、「90分間、1人1人が自分の仕事を全うすること。インテンシティとアクティブさを維持すること」を要求した。

 さらに「クオリティはあっても、それを示すことができるかが肝心だ」として、それぞれが「チームプレーのためよりよく形成していって試合にもっと参加していかないと。課題は山積みだ。スペイン戦で目的を果たすため」と語った。ただキミヒを右SBにするなど、システム変更については「そこまでの段階ではない」と否定。

 またここにきてチームはまだ道を模索している段階では?とのkickerの問いには「まだ可能性を秘めており、それがまだ満たされていない」と返答している。「ただ良いクオリィをもったチームではある。我々はチームを信頼しているし、スペイン戦に前向きにアプローチしていきたい。だから日本戦を消化して頭をクリアにすること。日曜日には良い方向にいけるという信念をもてるようにしていく」

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