2022/12/01

フィリップ・ラーム氏、今のドイツ代表には「成熟さが足りない」

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 2014年ワールドカップ優勝時のキャプテン、フィリップ・ラーム氏がドイツのツァイト紙とのインタビューにて、現在のドイツ代表についてコメント。「チームは成熟さを欠いている」と指摘しており、「特に準備期間もなかったし、そんな中でスペイン代表戦では試合の途中に初めて、何か骨格が見えてきたという感じだったよ。ズーレやリュディガーがもっと戦略的に守っていかなくてはならないが、ただ相手をゴールから遠ざけるという点でみれば、チームにはまだまだ改善していかなくてはならないポイントがある。特に中盤のキミヒにはね」と言葉を続けている。

 ラーム氏の見立てではGKマヌエル・ノイアー、CBのニクラス・ズーレとアントニオ・リュディガー、中盤のジョシュア・キミヒとレオン・ゴレツカ、イルカイ・ギュンドアンの6人を、「ドイツ代表の軸である」と考えており、確かにティロ・ケーラーやダヴィド・ラウムは「スピードもあるし、よくやっているとは思う」が、それでもトップレベルでプレーしているわけではないため、「全体の仕組みに依存している状態だ」と指摘。日本戦での敗戦はギュンドアンとミュラーの交代に起因するとみており、「フリック監督は国際経験が豊富な選手を選択すべきだろう」と提言した。

 その観点でいけば先日のスペイン戦で値千金のジョーカーゴールを決めた、ニクラス・フュルクルークを必ずしも先発起用する必要はないという意味だろう。「彼は明確なセンターフォワードであるため、試合が単純化していく。彼ののんびりとした性格は僕も好きで、いつだって彼を投入することができるよ」と説明。「でも基本的にはチェルシー、レアル、マンチェスター・シティ、バイエルンにおいて、チャンピオンズリーグで既に確かな経験を積んだ選手を念頭におくことがベストだと思うんだ」と付け加えている。

 それには19才で世界的スターの仲間入りが期待される、ジャマル・ムシアラにも当てはまるのだろうか?だがラーム氏によれば、そうではないという。「彼は素晴らしいテクニシャンで、非常にいいキープ力をもっている。前線では予測困難な動きをみせているし、ファンから高い支持を得るもの頷けるよ。でも世界的スターというのは、少なくとも5年は高いレベルで活躍をみせてこそのものだ。チームの成功への責任を担わなくてはならない存在としてね。ムシアラについてはまだその条件は満たせていない」

カイ・ハヴェルツのスペイン戦欠場の理由は・・・

 ちなみにスペイン戦で90分間ベンチに座り続けていたカイ・ハヴェルツについては、ハンジ・フリック監督は「体調を崩していた」と前日の会見にて明かしており、「プレーどうこうではなく、風邪をひいていたために外したんだ」と説明。つまりは「リスク」を避けたということであり、「万全の状態の選手を起用する必要があった」と語った。実際に膝の負傷から戻ってきたリロイ・サネも、後半途中からの投入となっている。なおフリック監督も発熱の症状があったようで、「声でわかると思うが。車なのかホテルなのかわからないが、エアコンかな?と。ただそれも自己責任だよ」と述べている。

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