2022/12/18

ドイツ代表ハンジ・フリック監督「年齢よりもパフォーマンスで評価すること」

©️IMAGO/PA Image

 ロシア・ワールドカップに続きカタール・ワールドカップでも、屈辱のグループリーグ敗退を喫したドイツ代表。1年半後に控える母国開催のユーロに向けてハンジ・フリック監督は、再びドイツ代表がファンを熱狂させるという目標を掲げて取り組む考えを強調した。ただしメンバー構成がそれにむけて一新されるということはないようで、核となる選手はジョシュア・キミヒ、リロイ・サネといった選手が揃っており、さらにとかくジャマル・ムシアラはドイツ代表の未来における大きな希望だ。それゆえ「フレッシュな空気を取り込むことは、チームにとっていいことだと思う。優秀な、非常に才能ある若手選手がどんどん育ってきている。それも未来につながるものであり、決して見過ごすようなことがあってはならない。まだ1年半あるのだ。どういったステップを踏んで、A代表にも関わるのかどうはめこんで向上させていくのかなど、ともにあゆみを進めていきたい」とも、ドイツ通信社とのインタビューで説明。今回はムシアラのほか、18歳のユスファ・ムココもワールドカップデビューを果たした。

 一方でマヌエル・ノイアーやトーマス・ミュラーといった大ベテランたちについては、いかがなものか。ノイアーについてはフリック監督も指摘するように現在は、足の骨折による長期離脱という特別な状況下におかれており、現時点でフィジカル面について語ることは論外だ。「マヌエルはしばらくは負傷した状態のままだ。残念には思うがただ、今の彼にとって重要なことは復調を果たして以前のような姿を取り戻すことにある」とフリック監督。では敗退後に引退をほのめかすような発言をしていた、ノイアーより3歳年下のミュラーはどうか?「これから全ての選手と話し合いの場を設けていきたいと思っている。もちろんそこではトーマスとも話をする。すでに手短な話はしているが、まだ詳しくは行ってはいないんだ」と述べながら、「イタリアではボヌッチやキエッリーニといった選手たちが、たとえ年齢を重ねても最高のパフォーマンスを発揮できることを証明している。ユーロ王者になったのだよ。一概に年齢のことはいえないもので、あくまでパフォーマンスを重視していくことが大切なことだよ」と語っている。

 またワールドカップ敗退については、「試合をみていると、自分たちだってあの場にいられたのではないかという思いが、沸々と湧いてくるものだ。ただ早期敗退を喫したことはまぎれもない事実。そしてその責任をしっかりととらなくてはいけない。ただただ残念なことではあるがね。効率性が欠けた上に、守備面ではコンパクトさが不足し、月並みなパフォーマンスにとどまってしまっていたよ。でも今回、決勝の舞台にあがった両チームは、ここに立つのに相応しいチームだ」と総括。とかく最近は政治的要素が強すぎる傾向があるが、改めてユーロに向け「ファンを取り戻さなくてはならない。我々には義務がある。再び熱狂させないといけないということ。すべての選手、コーチもサポートが得られることを望んでいる。ぜひとも魅力的なサッカーを見せたいし、その前提条件は揃っているという自負だってあるんだ。それを実際に披露する。その覚悟をもって全力を尽くし、ドイツのためにプレーをしたい。誇りを感じながら。母国開催のユーロを楽しみにしている」と語った。「ぜひまた感動させたい。たとえ挫折があっても無条件で応援してもらえたら。そこまでいかないといけないものだし、そのために選手、コーチ、全スタッフが全身全霊をかたむけて取り組む必要がある。もちろんその結果、ユーロで成功を手にすることもね」

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