2022/12/30

マガト元監督、ドイツ代表の選手は「戦術に縛られすぎ」

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 フェリックス・マガト氏は現在のドイツ代表が抱える問題点について、「個人の創造性の芽を摘み、情熱を封じ込める極端な戦術思考に陥ってしまっている。そしてそれは残念ながら若手選手たちへと植え付けられてしまっているものなのだ」との見方を示した。そしてまさにその一例こそが「傑出した選手」と評するカイ・ハヴェルツであり、「彼は戦術的に使われてしまい、制限されてしまっていることから持っているものを全て出しきれないのだよ。メッシは自分のやりたいことをやっており、実際にそこでどういったものが生み出されるのかは皆さんも目にした通りだ。それこそが我々の考える「美」の創造であり、一方でドイツ代表からは「凡庸」なものしか生み出されていない」と言葉を続けている。

 だからこそ現在のドイツ代表における例外的存在となっているのが、「ドイツで育成されていない」「本能を自由にクリエイティブに発揮している」ジャマル・ムシアラであり、すでにドイツ代表においてもこういった問題への認識はなされ、例えばロシアW杯後に「プロジェクト・フューチャー」を採用、また今回のワールドカップ後に設置されたタスクフォースにおいても、ユース育成は重要なテーマとなる予定。ただまだその取り組みによる影響が、A代表にまでは及ぼされていないのが現状なのだ。「このままではいけないという危機感は募っているみたいだね」という点にはプラスにみるマガト氏だが、ただ「長年クラブで成功してきた」人物たちが中心であるタスクフォースの顔ぶれには疑問を感じているとのこと。

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