ドイツ代表、マネージャー候補にルディ・フェラー元代表監督

©️IMAGO/Jan Huebner

　ドイツの大衆紙ビルトでは先日におよそ２０年務めたマネージャー職より退任した、オリヴァー・ビアホフ氏の後任候補として、ルディ・フェラー氏があがっていると報じた。なおフェラー氏自身はビルト紙に対して、「原則的にいえば、私の人生設計とは異なるものだよ」とコメント。だがこの「原則的には」という言葉は含みを持たせるものであり、自身もタスクフォースの一員であるドイツサッカー連盟において、２０２４年に開催されるユーロイまでという限定的なシナリオを検討しているということなのだろう。
　
　特にフェラー氏の就任という点では、ドイツサッカー連盟はいくつかのプラスポイントを期待することができる。長年務めたバイヤー・レヴァークーゼンでのＳＤ時代でもドイツ代表時代でも、フェラー氏は決して議論から避けるようなことななく毅然とした態度をもち、また喜怒哀楽が豊かな態度で取り組み続けてきた、６２才からはフリック代表監督のような控えめなタイプには恩恵をもたらされるはず。

　加えて選手としても監督としてもドイツ代表で結果を残した実績と、それに伴う人気を誇っており、加えて２０２４年までという限定にすることでユーロ開催国としての予選出場がない特殊かつ困難な期間への対応、そして同じく噂されるヘルタとの契約を２０２４年まで残す、フレディ・ボビッチ氏の招聘への時間も開けることもまた期待できるのだ。