2023/02/10
バイエルン、キミヒの代役はゴレツカ。ゴレツカの代役は?

©️IMAGO/Passion2Press
バイエルン・ミュンヘンでは今シーズンはじめて、ジョシュア・キミヒ不在で臨むことを余儀なくされた。昨シーズンでは新型コロナウィルス関連の問題により、8試合連続で欠場していたドイツ代表。そのときはマルセル・サビッツァ、レオン・ゴレツカ、コランタン・トリッソ、ジャマル・ムシアラらを駆使して7勝をマーク。今回は出場停止による欠場となるが、果たしてナーゲルスマン監督はどのような判断をくだしていくのか。
「レオンがジョシュの役割を担っていくことになるよ、ヴォルフスブルク戦の時のようにね」と指揮官。ただその時はキミヒの退場により数的不利となっており、果たしてゴレツカの分を誰が担うかについては答えは出されていない。マインツ戦の時のようにワンボランチという選択肢も考えられ、その時にはCMFを2人(サネとムシアラ)を配置していた。もしも胃の問題からシュポ=モティングが先発として復帰するならば、ミュラーはセカンドトップ/トップ下の役割で起用されるかもしれない。
「レオンはあのポジションで求められるタスクというものを理解している。確かに異なるタイプの選手で、これによりボックス・トゥ・ボックスの役割ではなくなる」のだが、今回のボーフム戦では多くのボールをチップするゾーンの護衛役が求められる。「レオンはクレバーな選手。あれこれ動き回らずともポジションをキープできるし、ここでのプレー経験もあるんだ」とナーゲルスマン監督は信頼を強調。
またつま先に問題を抱えていたダヨ・ウパメカノは、コンスタンツでフィジオと回復に努め、今週は通常通りのメニューをこなしていたことからも先発復帰の見込み。一方で膝の問題でランニングのみのトレーニングに終始している、ライアン・グラフェンベルフは「ボーフム戦も欠場する」とのこと。ただ火曜夜のチャンピオンズリーグでは起用の見通しとなっている。
ノイアーの主将継続は?「今は彼がキャプテン」
最近バイエルンで最も大きな話題といえば、物議を醸したマヌエル・ノイアーによるインタビュー記事ということになるが、話し合いを模索しているナーゲルスマン監督は「チーム内に止めていう。とてもセンシブルなテーマであることは自覚しているし理解もしている。ただ今はそっとしておきたい」とコメント。あくまで今は「ノイアーが回復をはかること」と「我々ができる限りノイアーをサポートすること」が優先事項であり、「この問題に一区切りつけることが重要だよ。精神面は回復にも大きく影響するもの。今は彼が前向きになることが重要であって、私にとっても重要な事だ。これからチームを安定させ、またその都度キャプテンも選んでいかないといけない」
そして足の骨折から復帰する来シーズンには、再びマヌエル・ノイアーが晴れて主将として復帰するということなのだろうか。「それは毎シーズン前に、仕事仲間たちとともに決める。そのスタンスは変わらない」と明言を避けた指揮官。「今はノイアーがこのチームの主将。それは良い事で、自身の回復とともにチームをサポートするというタスクも担っている。今はとにかく頭をクリアにして、回復に務めてもらいたい。それがすべて。それ以上のこともない。それが果たせた暁には、再びトップゴールキーパーとしてピッチに立っていることだろう」と言葉を続けた。