2023/02/12

ナーゲルスマン監督とゴレツカ、更に気迫あふれるプレーを要求

©️IMAGO/Ulrich Wagner

 年明けから3試合連続ドローが続き、「結果がでない」ことへの危機感を口にしていた、バイエルン・ミュンヘンのユリアン・ナーゲルスマン監督。だがそれからリーグ戦で2連勝、そしてドイツ杯16強でも勝利をおさめるなど、再び3連勝で盛り返してきた感はあるのだが、ただそれでも週末のボーフム戦後の指揮官の表情は浮かなかった。「確かに最初の6分間についてはとてもよかったよ。ただそれから60分までは非常に悪い時間が続いたね」とスカイに対してコメント。「縦に対する意識」の不足から「2−0や3−0ではなく、0−0の状況が続いてしまっていた」と言葉を続けている。

 実際にボーフムは前半で積極果敢にプレスを仕掛ける場面が見受けられており、逆にいえばバイエルンにはそこにつけ入るスキはそれだけあった。だがそれは思うように事は運ばずに、相手GKリーマンが介入したのは34分のワンプレーのみ。「(ドイツ杯でドルトムントと戦った直後の)ボーフムは、本来のアクティブさがプレスにみられていなかった」にもかかわらず。「もしも自分たちがちゃんと力を尽くすことができていれば、それだけ楽しめるものなんだ。立ち上がりの熱意をもったプレーができていれば、早く4−0や5−0、6−0にさえできたかもしれない」

 むしろ25分のホフマンの絶好機をゾマーが救う形で、ミュラーによる前半終了前の先制弾でハーフタイムを迎えることに。そこでの交代も功を奏して、最終的にはCL16強パリ・サンジェルマン戦を前に勝利で締め括ることができた。一方でパリ・サンジェルマンではエムバペが欠場となるが「それでも我々がよほどのプレーをみせないといけないことに代わりはない」と指揮官。「火曜に今回のようなプレーをしては物足りないものとなってしまう」と警戒心をつのらせている。

ゴレツカもナーゲルスマン監督に同調

 レオン・ゴレツカもまた、パリ・サンジェルマンとの一戦を「抽選会からワクワクしているし、期待に胸膨らませている」一方で、「この日の試合でみせたものは十分ではないけどね」とナーゲルスマン監督に同調。序盤でもっと得点を決めるべきで「もう1ステージ上にあげないと」と要求しており、それができなければピッチの熱気は徐々に冷めてしまうと指摘し「ピッチでのエネルギーへの意欲があまり感じられてなかったよ」そう苦言を呈したドイツ代表MF。

 「みんな何をすべきかはわかっている。あまり見えなかったかもしれないけど。エネルギッシュにプレーすることは重要なことであり、もっと断固たる決意が必要なんだ」と言葉を続けた。「熱いプレーを、またみせていかないと。年明けでもっとやれた試合もあった。それは認めないといけない。気の緩みなんて決して許されないし、みんなそれは自覚しているものだと思う」

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