2023/02/14
ドルトムント、ユスファ・ムココが6週間の負傷離脱へ

©️IMAGO/MIS
当初の見込み通りボルシア・ドルトムントでは、ユスファ・ムココが長期離脱を余儀なくされることが明らかとなった。同選手は週末に行われたヴェルダー・ブレーメンとのアウェイ戦にて、前半28分に相手MFレオナルド・ビッテンコートから受けたラフファウルにより負傷。
試合後にテルジッチ監督は「余りいい感じには見えない」と不安げな表情を浮かべており、その悪い予感が的中する形で脊柱起立筋の損傷が確認されたことをケールSDが明かしている。ドルトムントによれば今季リーグ戦で6得点4アシストを記録中の若武者は、およそ6週間の離脱の見込みとなっており、ケールSDは「これは彼にとっても、我々もとっても、とりわけこの状況を考えれば残念なことだ」と肩を落とした。
ケールSD「成長の跡がみてとれる」
年明けから6連勝中から更なる自信を手にしたドルトムント。ケールSDも「チームから明らかな成長の跡がみてとれる」と目を細め、ひとまず「自分たちならやれる」と示せたことから、これからはシーズンを通しての一貫性、忍耐力が求められるところ。これから迎えるL16強、チェルシーとの初戦を前に「選手たちは気合が入っている。だからきっと最高のパフォーマンスをみせての接戦となるはずだ」と期待を寄せる同SDは、「五分五分」の戦いとみる。
特に今冬のスペイン合宿では話し合いを重ねながら「ネジを締め直した」というケールSDは、「自分が自ら率先して取り組んでくれ」正しい歩みを進めるなかで「信念と逞しさが感じられる」ようになったと胸を張る。とはいえチェルシーが「リーグ戦で9位であってもクオリティが高い。冬にはいい選手を加えたばかりで危険だよ。ただ連携はそこまででもないかもしれなが」との考えも示した。
パスカル・グロース「ポッター監督には時間が必要」
そのチェルシーのポッター監督の下、昨年9月まで3年に渡りブライトンでプレーした経験をもつパスカル・グロースは、指揮官がチェルシーを好転させると自信をもっており、「多くの人は彼がこのように問題を抱えていることに驚いているようだが、僕はむしろ彼には時間が必要だと思っている」とコメント。
「いい指導者でいいマネジメントを行える」と太鼓判を押すが、ただ膨れ上がったチーム事情から「彼はとても人間的な部分を大切にする人で、このようなチームで多くの個性が集まった中、誰1人として蔑ろになんてできない。どうしても悲しい選手はでてきてしまうが、それでもローテーションなどあらゆる策を講じていることだろう」と語っている。
ケールSD「成長の跡がみてとれる」
非常に強い興味をもってメンバー発表を見守ったというテルジッチ監督は、「彼らがどんなフォーメーションでくるかはわからない」と指摘。実際にポッター監督は3バックを基軸にしつつも最近は4バックも見て取れる。だからこそ「自分たちの強み、うまくやれていることに集中すること」が求められ、「まだ全てが完璧ではないが、今はかなり成功した段階にはある」と強調する。
大きな自信と意欲はロッカールームよりひしひしと感じられるもので、「選手たち期待感は感じるし、そのために我々は取り組んでいくんだ」と意気込みをみせた。「勝ち抜けのためには1度は勝利しないと。そのために8万人のファンがいるホームの方がやりやすい。でも2試合とも本当に良いパフォーマンスが求められる事に変わりはないけどね」