2023/02/27
テル=シュテーゲン「ユーロ2024での先発が目標」

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長年FCバルセロナで先発GKを担いながらも、ドイツ代表での出場はここまで30試合。そのうち半分がテストマッチという結果にとどまっている、マーク=アンドレ・テル=シュテーゲン。だが年末にマヌエル・ノイアーが腓骨を骨折し長期離脱に入ったため、これからしばらくはこの状況に変化の時が訪れることになる。「過去数年間で僕がみせてきたパフォーマンスは、決して悪いものではなかったという自負があるし、次のステージに上がる準備はできているよ」と語った同選手は、「当然ながら僕の目標としては先発ゴールキーパーとなることだ。バルサのみならずドイツ代表においても。だから今の役割の中で最大限のパフォーマンスを発揮していく、チームの助けになれるよう全力を尽くしていく覚悟だ」とkickerに対して意気込みを語った。
ちなみにハンジ・フリック代表監督らとはまだ、特に新たな役割についての話し合いは行われていないようで、「次の代表戦のある3月に集まって、そこで改めてワールドカップについて振り返り、現状についての分析も行なっていくんだ」とテル=シュテーゲン。「監督がその決断を下すことになる。それに新しいアイデアについて、かなりの一貫性をもって臨むことになるだろうし、その点では選手起用面でも多少の変化はあるはずだ」と言葉を続けている。そこでの希望、それこそ2024年に母国で開催される、ユーロでの先発出場だ。「もちろん、それが目標となるよ」と言い放った30歳は、今季リーガ22試合でわずか7失点という好調なシーズンを過ごしており、「代表チームにおいても重要な選手となりたい。だから今の僕にとって、バルサでも代表でも多くの出場機会を得て、そこでパフォーマンスで結果を残していくことが大事になってくる」と説く。
なお3月には37歳を迎えるノイアーは先日は南ドイツ新聞に対して、引き続きバイエルンのみならず、ドイツ代表でも先発ゴールキーパーとしてプレーし続けていきたい考えを改めて強調。そこで完全復活の可能性について問われたテル=シュテーゲンは「彼はとにかく素晴らしいゴールキーパーだからね、そうなるように期待しているところだよ。ただまだそれには時間がかかるものだし、いいリハビリを通して力強く戻ってきて欲しいと思う。個人的にもサッカー選手としてもチームメイトとしても、それが彼に対して望んでいることなんだ」と述べ、さらに事故の後ですぐにコンタクトをとって「彼にメッセージを書いて、返信ももらったよ」ことも明かした。