2023/03/02

ノイエンドルフ会長とフェラー氏、ドイツ連邦議会でW杯に関し質疑応答

©︎Getty Images

 ドイツサッカー連盟のベルント・ノイエンドルフ会長と、マネージャーを務めるルディ・フェラー氏は水曜、ドイツの連邦議会にあるスポーツ委員会における質疑応答へと臨んだ。そこでは会議室上のバルコニーに設けられた来賓用のエリアでさえ満席の状態で、カタール・ワールドカップから2ヶ月半が経過したこの日の発言を聞こうと多くの政治家たちが姿をみせており、なかにはフェラー氏との写真撮影に臨む者の姿さえ見受けられていた。

 ただその内容的な部分に関しては、特に目新しいものは見受けられていない。例えばOne Love腕章問題については「確かにドラマティックなところがあったし、我々にはあまり時間がない中で、何か行動にでなくてはならなかった。私の知る限りではFIFAがきっかけとなっていた」とかつて州務長官を務めた経験ももつノイエンドルフ会長は説明。しかしながら特に初戦となった日本戦を引き合いに出しながら、これがGL敗退の原因ではないことも併せて強調している。

 そしてこれからは2024年に控える自国開催のユーロに向けて改善していくことに期待しており、「まずは人々の気持ちを取り戻していくこと。そしてユーロにトライしていくんだ」と宣言したフェラー氏は、今は「暗雲」が立ち込めてきているとの見方を示して、「4・5・6年は素晴らしい選手たちがいるが、それを越えてしまうと難しくなってくるかもしれない」と危機感を募らせた。

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