2023/03/02

テル=シュテーゲン、今季のバルセロナは「マインドが違う」

©︎IMAGO/Sportimage

 マーク=アンドレ・テル=シュテーゲンを相手にゴールを決める?それを達成できた選手は今シーズン、わずか8人しか存在しない。確かに国際舞台においてはなかなか思うようにはいかなかったFCバルセロナではあるのだが、コパ・デル・レイでは準決勝に進出しており、首位を走るリーグ戦と同じくレアル・マドリードを相手に国内二冠をかけた戦いが待っているところ。

 そんな中で先日にシャビ監督は、テル=シュテーゲンについて世界トップ3のゴールキーパーであるとの評価を口にした。これについて選手自身は非常に光栄に感じており「彼からそう思ってもらえることは嬉しいね。僕たちはかつて選手としてプレーし、今は監督と選手という立場にある。何年も前からの知り合いで、彼が率直に物事を話す人間だということも知っているから、なおさらに嬉しいものだよ」とコメント。

 ただスペインと比較してドイツ国内での評価はそこまで高くはないことも自覚しており、「それは十分に理解できるものでもあるよ。だってドイツでは毎週末にブンデスリーガが放送されているし、それほどの存在感を僕に感じるわけではないだろうからね。でも国境を超えて全体像としてみる場合、僕が何年にも渡って高いレベルでプレーし続けていることは見てもらえると思う」とテル=シュテーゲン。

 またここのところのバルセロナの戦いぶりも後押しとなることだろう。テル=シュテーゲンからみてそれは、守備面での強固さにみてとれており「僕たちは互いに信頼し合える。その自覚があるし、以前とは異なり良い結果を得られていることで、そのプロセスが後押しされている」と説明。「今は考え方が違うんだ。シャビ監督は自分たちのゴールを守る事、無失点に抑えることに重きを置いており、それこそが僕たちの成功のために非常に重要な意味をなしていると思う」と言葉を続けている。

 だがこと強豪クラブとの対戦という点では、まだバルセロナには改善の余地は残されていることも否めない。たとえばリーグ戦での前半戦では、レアル・マドリードに3失点を許しての敗戦を喫しており、またチャンピオンズリーグにおいてもバイエルン、そしてインテルにも同じく3失点を許した。そこで守備に追われることになったテル=シュテーゲンは、さらに今季プレミア3位と好調のマンチェスターUにも、ELで合計4失点を許し敗戦を喫している。

International Internationalの最新ニュース